ドラえもん きみとペットの物語

ドラえもん きみとペットの物語：詳細解説

2001年3月16日、エポック社よりゲームボーイ（ゲームボーイカラー対応）用ソフトとして発売された『ドラえもん きみとペットの物語』。本作は、シリーズ作品の中でも珍しい、オリジナル主人公を操作するロールプレイングゲーム（RPG）です。前作の『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』（1990年、ファミコン）以来となる、オリジナル主人公の冒険が描かれています。

ストーリー

主人公は、大切なペットと喧嘩をして、ペットが家出をしてしまうことから物語が始まります。必死に探すも、見つからない主人公は、町に蔓延るペット泥棒の噂を耳にし、ペットが誘拐されたのではないかと危惧します。そこで、隣町に住むドラえもんやのび太たちの協力を得て、ペットを捜す冒険の旅に出ることになります。

登場人物

メインキャラクター

主人公: 性別と名前をプレイヤーが自由に設定できるオリジナルキャラクター。男性ならヨーヨー、女性ならお手玉を武器として使用します。外見も2種類から選択できます。
ペット: 主人公が拾った大切な友達。主人公の性別によって猫（男）または犬（女）となり、名前もプレイヤーが設定できます。
ドラえもん: 空気砲を使用。
のび太: ショックガンを使用。
しずか: ぬいぐるみを使用。
ジャイアン: スーパーてぶくろを使用。
スネ夫: ラジコンロボットを使用。

サブキャラクター

ジャイ子: ペット泥棒に関する情報を握っている重要なキャラクター。物語序盤では重要な役割を果たし、その後は剛田商店でアイテム売買に関わります。
主人公のママ: 主人公の母親。自宅で主人公の体力を回復させてくれます。
店長: ペットショップ店長。ペット泥棒の被害者であり、冒険に同行します。
エイプ、リザド、ジーブル: それぞれ猿、トカゲ、シマウマを模したアニマリアン星人。それぞれの惑星のボスとして登場します。
パンシャル: 美しいアニマリアン星の女将軍。ラクー王を補佐します。
ラクー王: アニマリアン星の若き王。
シンジケートのボス: 宇宙シンジケートのボス。

ゲームシステム

ゲームシステムは『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』を踏襲しています。「ほうせき」を貨幣として、武器や道具を購入します。迷った際は、ドラえもんたちに相談できます。会話にはキャラクターの顔グラフィックと表情変化が用いられています。

戦闘システム

戦闘はコマンド選択式。攻撃、特技、友情技、防御、逃走といったコマンドが用意されています。「友情技」は、パーティメンバーとの連携技で、使用にはポイントが必要です。

アイテムとひみつ道具

つうじょう: 回復アイテムなど。
たからもの: 物語進行に必要なアイテム。
* ひみつ道具: 本物げんとう機、ひらりマント、かんしゃく紙、タケコプター、宇宙救命ボート、さいみんグラス、どこでもドア、通りぬけフープ、どこでもホール、かべ紙ハウスなど。一部のひみつ道具はカードとして登場します。

ミニゲーム

クイズ、はやぐいきょうそう、シャッフル、きおくりょくゲームなどのミニゲームが用意されています。クイズは原作や映画に関するマニアックな問題も出題されます。

カード

ひみつ道具カード、人物カード、モンスターカードなど、全200種類以上のカードを集める要素があります。

舞台

主人公の町、のび太の町、ジャングル星、デザード星、サバンナ星、ハイランド星、アニマリアン星、シンジケートの宇宙船内など、様々な場所で冒険が展開します。

評価

難易度選択やどこでもセーブなど、子供にも遊びやすい設計になっています。

スタッフ

ディレクター：越谷勝治、企画：川上俊則、シナリオ：早川奈津子、他。

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