この文章では、
藤子・F・不二雄による
漫画『
ドラえもん』シリーズに登場する、読みが「ふ」で始まる
ひみつ道具について解説します。各道具の特徴、使用方法、そして作品における役割を詳細に記述します。
1. ファイタースーツ
詳細な説明は割愛しますが、戦闘に特化した強化スーツです。
『フィーバー!! ジャイアンF・C』に登場。この道具を使用すると、特定の人物の
ファンクラブを強制的に結成できます。バッジをつけた人は
ファンクラブ本部の電波に操られ、その人物の熱狂的なファンになってしまうのです。一度つけたら外すことは不可能で、人気のない人物の
ファンクラブを作った場合でも、電波の調節でファンの熱狂度を高められます。ジャイアンの
ファンクラブ結成では、当初は反応が薄かったものの、電波を最強にするとコンサートチケットが瞬く間に完売するほどの盛り上がりを見せました。
3. ファンタグラス
『タンポポ空を行く』など複数作品に登場。眼鏡型の道具で、これを装着して動植物を見ると、擬人化された姿と声がみえるようになります。
ドラえもんの説明では、動植物が本当に話しているのではなく、使用者の潜在意識が言葉として聞こえているだけとのことですが、作中ではのび太が知るはずのないことを動植物が語る場面もあり、その説明には疑問が残ります。『羽アリのゆくえ』では「ファンタメガネ」と呼ばれています。「うつしっぱなしミラー」にも同様の機能「ファンタフィルター」が搭載されています。
『のび太と竜の騎士』に登場。竜人族と対立した
ドラえもんが建造した
城で、『風雲!たけし
城』のパロディです。日本の中近世の
城を模した巨大な天守閣が特徴で、バリヤーで砲撃を防げますが、直接の攻撃や巨大彗星の衝突には耐えられません。
四次元ポケットから取り出せる道具の中では最大級の大きさです。
5. 風船いかだ
『のび太漂流記』に登場。空気で膨らませるいかだで、縮小時は手のひらサイズと携帯性に優れています。膨張率を除けば、現代のゴムボートとほぼ同じ機能を持ちます。
6. 風神うちわ
(説明は割愛)
7. 風蔵庫
(説明は割愛)
8. プール服
『
ドラえもん大事典』に登場。透明ビニール製の服で、中に水を入れることでプールにいるような涼しさを実現できます。
9. フエールうえ木ばち
『フエールうえ木ばち』に登場。この植木鉢に物を埋め、水を十分に与えると成長し、
ヤシの実のような実が10個なります。実を割ると中には最初に埋めた物と全く同じものが10個入っていて、物を増やすことができます。水の量によって実の大きさや中身の状態が変わります。
10. フエール銀行
『フエール銀行』に登場。小型の道具で、預けた現金に1時間ごとに1割の
複利で利子がつきます。定期預金ではさらに利子が高く、強盗対策として銀行を破壊しようとする者を電撃で撃退する機能も備えています。ただし、定期預金は中途解約不可で、借入金の利子は非常に高く、返済しないと持ち物が次々に消えていき、最終的には全裸になります。
11. フェザーゴーグル
(説明は割愛)
12. フェザープレーン
『フェザープレーン』に登場。軽量な室内用飛行機で、フェザーゴーグルを装着して体を軽くすることで操縦できます。スピードは遅く、突風にも弱いです。複数人が搭乗できる場面も存在します。
13. フエルミラー
『かがみの中ののび太』に登場。物を複製できる鏡型の道具で、スイッチを入れ、鏡に映した物を鏡の中へ取り出すことで複製できます。ただし、左右反転した状態で出てきます。通貨や左右逆では不具合のある物は複製できません。鏡の中の別世界の存在や、スイッチを切らないと危険な一面も持ちます。3Dスキャナと3Dプリンタの技術と類似した機能を持っています。関連道具として「フエルミラー コンパクトタイプ」が存在します。
14. プカリクリーム
『ペタリ甲板』に登場。体に塗ると、水上を歩けるようになります。「あめんぼう」と同様の機能を持ちます。
15. ふきかえ糸電話
『ふきかえ
糸電話』に登場。
糸電話の一種で、片方の糸先に繋いだ相手に声を伝え、その相手に言葉を喋らせることができます。相手は動物や寝ている人間でも可能です。
16. ふきとばし・せん風機
『テストにアンキパン』に登場。小型
扇風機で、学校を吹き飛ばすという無茶な提案に使われましたが、実際には使用されませんでした。
17. 復元光線
『(秘)スパイ大作戦』など複数作品に登場。
懐中電灯型の道具で、壊れた物を元の状態に戻せます。テレビアニメでは生物にも効果があるとされていますが、書籍によっては服だけ綺麗になる等の記述もあります。表記に揺らぎがあります。
18. 復元フード
『そっくりペットフード』に登場。「そっくりペットフード」の効果を打ち消す丸薬です。
19. ふくびんコンビ
『ふくびんコンビ』に登場。福の神と
貧乏神を模したロボットで、どちらかのロボットを誰かにつけると、幸運や災難が互いに転嫁される仕組みです。ボタンを押すと効果がなくなります。
20. フクロマンスーツ
『フクロマンスーツ』に登場。未来の子供向けヒーローごっこ用スーツで、飛行や怪力などの能力が得られますが、性能は低く、痛みを伴います。
フクロウをモチーフにしたデザインです。
21. ふくわらい石けん
『ふくわらい石けん』に登場。この
石鹸で顔を洗うと、顔のパーツが外れて
福笑いとして遊べます。
22. 腹話ロボット
『腹話ロボット』に登場。人形型ロボットで、肩に乗せると、その人の声で嘘を本当のように話すことができます。嘘はロボットをはずすとばれます。
23. ふしぎなめがね
『小学一年生』1973年11月号掲載(単行本未収録)。この眼鏡をかけ、目を動かすことで、
念力のように相手を動かすことができます。
24. プッシュドア
『プッシュドア』に登場。ドアに取り付け、キーに場所を書き込んでボタンを押すと、
どこでもドアのように移動できます。行き先は12ヶ所まで設定可能で、白いボタンで元のドアに戻ります。
25. 物体瞬間移動機
『物体瞬間移動機』に登場。離れた場所にある物を瞬間移動させる道具で、「ドロボー機」とも呼ばれます。
26. 物体電送アダプター
『真夜中の電話魔』に登場。電話機に取り付け、送話口から物を送受信できます。
27. 物体変換クロス
『マジックの使い道』に登場。2つの物を入れ替える布で、「物体交換クロス」とも呼ばれます。「とりかえっこふろしき」と同様の機能です。
28. 物体変換銃
『物体変換銃』に登場。物体を別の物体に変化させる銃で、音声指示で変化させる物質を指定します。15分後には元の姿に戻ります。
29. フトメレンズ
『ふんわりズッシリメーター』に登場。
ドラミの道具で、周囲の人を太めに見せるレンズです。
30. 部分進化ガン
『うら山のウサギ怪獣』に登場。動物の一部を別の動物の姿に変化させる銃です。ゾウ、サル、鳥、ライオンなどの弾丸があり、10分後には元の姿に戻ります。
31. ふみきりセット
『ふみきりセット』に登場。
踏切を模した道具で、追跡者を足止めできます。
32. ブラックベルト
『黒おびのび太』に登場。帯状の道具で、装着すると
柔道の達人になりますが、触れた者を自動的に投げてしまいます。
33. ブラックホール分解液
(説明は割愛)
34. ブラックホールペンとホワイトホールペン
『ブラック・ホワイトホールペン』に登場。描いた円に物を投げ込むと消え、別の場所で描いた円から出てくるペンです。
35. プラモ化カメラ
『百丈島の原寸大プラモ』『プラモが大脱走』に登場。物体を
プラモデル化するカメラです。縮尺も調整可能で、絵からでも
プラモデルを作れます。
36. フリーサイズぬいぐるみカメラ
『フリーサイズ
ぬいぐるみカメラ』に登場。撮影した者の
ぬいぐるみを作成するカメラで、誰でも着ることができます。
37. ふりだしにもどる
複数作品に登場。サイコロ型の道具で、時間を戻すことができます。効果時間は作品によって異なります。
38. ブルートレインセット
『ブルートレインはぼくの家』に登場。家をブルートレインのように動かす道具で、夜しか使用できません。
39. DX列車セット
『のび太特急と謎のトレインハンター』に登場。家を3両編成の列車に変形させる道具です。
40. ブロージェット
『エネルギーせつやく熱気球』に登場。「エネルギー節約熱気球」を推進させる道具です。
『ふろしき
タクシー』に登場。風呂敷に人を包むと、見た人が運転手になり、目的地まで運ばれます。
42. フワフワオビ
『しずちゃんのはごろも』に登場。体に巻きつけると空を飛べる帯です。
43. ふわふわガス
(説明は割愛)
44. ふわふわぐすり
『雲の中の散歩』に登場。これを飲むと空を飛べます。
45. フワフワ銃
『のび太と銀河超特急』『のび太のねじ巻き都市冒険記』に登場。撃たれた人は宙に浮きます。
46. フワフワリング
(説明は割愛)
47. ふわりねんど
『ふわりねんど』に登場。空に浮く粘土です。
48. 分解ドライバー
『分解ドライバー』に登場。何でも分解するドライバーで、人間や動物にも使用できます。
49. 分身ハンマー
『分身ハンマー』『四次元くずかご』に登場。頭を叩くと分身ができて、2つの作業を同時に行えます。
50. ふんわりガス
『ふんわりガス』に登場。吹きつけると物が軽くなります。
51. ふんわりズッシリメーター
『ふんわりズッシリメーター』に登場。
ドラミの道具で、相手の重さを増減できます。