『ドラゴンボール 神龍の伝説』
概要
『ドラゴンボール 神龍の伝説』は、
1986年12月20日に公開されたアニメ映画で、Original TVシリーズ「ドラゴンボール」の劇場版第一弾です。公開時は単に『ドラゴンボール』というタイトルでしたが、後にサブタイトルが追加されました。映画は『
東映まんがまつり』の一環として上映され、多くの観客を動員しました。
邦画としては8億円を稼ぎ、観客数は約240万人に達しました。また、
1996年初めにはビデオ販売が2万5千本に達しており、作品の人気を示しています。物語は原作の初期エピソードを基にしつつ、新たに作られた敵キャラクターや舞台を舞台に展開します。特に、冒頭では孫悟空とブルマの出会いが描かれ、この作品は「完全に別の世界での出来事」とされています。
監督には西尾大介氏が務め、彼にとっては劇場版監督デビューとなりました。また、登場キャラクターのデザインは原作者の
鳥山明が手掛けています。
あらすじ
物語は、少女パンジが住むグルメス国から始まります。この国は「リッチストン」という宝石を求める軍隊によって家や田畑が破壊され、多くの村人が苦しんでいました。パンジはこの状況を打破すべく、「武天老師」を訪ねるために旅立ちます。彼女はスリングショットを武器に、絶望的な状況に立ち向かう心強い少女です。
舞台
- - グルメス王国: 物語の舞台であり、グルメス大王が治めています。豊かな自然を持っていましたが、今では軍隊の行動によって荒れてしまいました。
登場キャラクター
レギュラーキャラクター
ゲストキャラクター
- - グルメス: 声 - 森山周一郎。食いしん坊の大王で、国土を美味しい食事のために駆け回るキャラクター。
- - ボンゴ: 声 - 納谷悟朗。グルメスの部下で、戦いに高い耐久性を持つ。
- - パスタ: 声 - 小山茉美。非常に聡明で戦闘能力も高い女性部下。
- - パンジ: 声 - 鈴木富子。権力に立ち向かう少女。
音楽
劇中の音楽は
菊池俊輔が手掛け、オープニングテーマには「魔訶不思議アドベンチャー」が使用されています。
その他の情報
本作はその後、ビデオソフトとしても販売されました。
VHS、DVD、Blu-rayなど多くのフォーマットで視聴可能です。また、関連書籍も多数リリースされています。この映画は、子供から大人まで幅広い世代に愛され続けています。