ドリームスリーパー

ドリームスリーパー

『ドリームスリーパー』は、中国バスや関東バス、奈良交通が運行する全国的な夜行高速バスのシリーズです。このバスは特に、快適な眠りとリラクゼーションを追求した設計が特徴です。広島市や福山市と町田市、横浜市を結ぶ路線に加え、大阪市、奈良市から東京都新宿区へと向かう『ドリームスリーパー 東京・大阪奈良号』や、広島市、福山市から東京都品川区へ直行する『ドリームスリーパー Superior Class』など、様々な系統が運行されています。全ての座席は指定制のため、事前に予約をする必要があります。乗車券はコンビニエンスストアでの購入も可能です。

概要

このバスサービスは、2012年に中国バスが運行していた「メイプルハーバー」路線のハイグレード版としてデビューしました。当初は3列や4列シートが主流の中、2列シート仕様のバスはその革新性から注目を集めました。2017年には新型車両による「完全個室型」バスが登場し、移動中の快適性を更に向上させています。

運行開始前の同年1月、記者発表会が中野サンプラザで開催され、各運行会社の代表者が参加し、五感を満たす体験や、移動を楽しむことの重要性を強調しました。特にビジネス客や女性客をターゲットとし、安心と快適を提供することに注力しています。

歴史

• - 2012年8月29日: 広島 - 横浜間での運行開始。
• - 2013年11月9日: テレビ朝日のランキングで「バス通が乗ってほしい夜行バス」第1位を獲得。
• - 2015年6月1日: カレンダー運賃を導入。
• - 2016年: 「ドリームスリーパーII Superior Class」がグッドデザイン賞受賞。
• - 2017年1月18日: 大阪 - 東京線の運行開始。
• - 2019年7月17日: ダイヤ改正により停留所の変更を実施。
• - 2020年3月23日、4月4日: 新型コロナウイルス影響により広島 - 東京線ならびに大阪 - 東京線が運休。
• - 2022年: 大阪 - 東京線のダイヤ改正を実施し、路線名称を変更。奈良交通との共同運行開始。

運行概要

『ドリームスリーパー』の運行は奈良・大阪 - 東京、広島 - 東京、広島 - 横浜の3路線があります。各路線は運行会社が異なり、専属の乗務員が高いレベルのサービスを提供しています。

奈良・大阪 - 東京線

• - 主な停車地: JR奈良駅東口、大和西大寺駅南口、難波、大阪駅前、バスタ新宿。

広島 - 東京線

• - 主な停車地: 広島バスセンター、広島駅新幹線口、福山駅、水道橋東京ドームホテル、大崎駅西口。

広島 - 横浜線（運行終了）

• - 主な停車地: 横浜駅東口、町田バスセンター、広島バスセンター。

車両と設備

初代の車両はヒュンダイ・ユニバースを使用しており、全席が電動リクライニング機能を備えた特注車両です。現行の三菱ふそう・エアロクイーンは全11室の完全個室型シートを備えています。

車内には電源コンセントやWi-Fi、パウダールームなど豊富な設備が整い、快適な乗車体験を提供しています。特に、化粧室やアメニティグッズの用意があることで、長時間の移動も安心です。

『ドリームスリーパー』は、そのユニークなコンセプトと高いサービスレベルで、多くの利用者に支持されています。リラックスした移動が可能なこのバスを選ぶことで、快適な旅を体験してみてはいかがでしょうか。

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