ナイタイ山

ナイタイ山

ナイタイ山は、北海道河東郡上士幌町に位置する標高1,332.0mの山です。山頂には三等三角点「内待沢」が設置されています。

概要

ナイタイ山は、然別火山群を構成する山の一つであり、北ペトウトル山などの旧期然別火山群よりも古い、第四紀前期頃に活動した成層火山です。山の東側をナイタイ川が流れています。山名は、アイヌ語の「ナイ・エタィエ・ペッ（奥の深い沢）」に由来します。

山頂南東側の中腹には、広大なナイタイ高原牧場が広がっています。総面積は約1,700ヘクタール、東京ドーム358個分という広さを誇り、公共牧場としては日本一の規模を誇ります。整備された車道がありアクセスも容易なため、上士幌町の有名な観光地となっています。牧場からは、周辺の山々や景色を一望できます。

登山

ナイタイ高原牧場へは整備された車道があり容易にアクセスできますが、ナイタイ山の山頂へ向かう登山道はありません。山頂付近は藪に覆われているため、登山には適していません。残雪期には登山者が訪れることもあるようです。登山を試みる際は、十分な装備と経験が必要です。

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