ナイーブ (レコードレーベル)

ナイーヴ・レコード（Naïve Records）は、フランスを拠点とするインディペンデントレーベルであり、その多様な音楽ジャンルへの取り組みで知られています。1997年にパトリック・ゼルニック氏らによって設立され、クラシック音楽からジャズ、ポピュラー音楽、シャンソンまで、幅広い音楽ファンを魅了する音源をリリースし続けています。

歴史と概要

ナイーヴ・レコードは、元フランス・ヴァージンのパトリック・ゼルニック氏を中心に設立されました。ゼルニック氏は、フランスインデペンデントレコード制作者連盟（UFPI）の代表も務めるなど、フランスの音楽業界において重要な役割を果たしています。

ナイーヴは、アンブロワジー、オーヴィディ、オーパス111など、フランスの著名なレーベルを買収し、傘下に収めています。これにより、これらのレーベルが培ってきた豊富な音源と専門知識を継承し、レーベルの音楽的幅を広げています。特に、ヴィヴァルディ・エディションなどのプロジェクトは、その代表的な例と言えるでしょう。

2009年には、ナクソスが提供する音楽配信サービス、ナクソス・ミュージック・ライブラリーに参加し、より多くの音楽ファンがナイーヴの音源に触れる機会を提供しています。

多様なアーティストラインナップ

ナイーヴ・レコードは、ジャンルを超えた多様なアーティストを抱えています。

クラシック音楽: エウローパ・ガランテ、コンチェルト・イタリアーノ、エマニュエル・クリヴィヌ、クリストフ・ルセなど、世界的に有名な演奏家や団体が所属しています。
ポップス: ピーター・ハミル、カーラ・ブルーニ、マリアンヌ・フェイスフルなど、個性豊かなアーティストが作品をリリースしています。特に、フランス大統領サルコジ夫人のカーラ・ブルーニは、ナイーヴからリリースした3rdアルバムが17万6000枚を超えるヒットを記録しました。
* エレクトロニカ: エイジアン・ダブ・ファウンデーション、ミルウェイズなど、革新的なサウンドを追求するアーティストが所属しています。

まとめ

ナイーヴ・レコードは、その独立精神と多様な音楽性で、フランスの音楽シーンにおいて独自の地位を確立しています。クラシック音楽の伝統を尊重しつつ、新しい才能の発掘にも積極的に取り組む姿勢は、多くの音楽ファンから支持されています。今後も、ナイーヴ・レコードは、ジャンルを超えた音楽の魅力を発信し続けることが期待されています。

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