ニコニコ町会議は、株式会社
ドワンゴが主催していた、
ニコニコ動画の参加型複合イベントです。
2012年から2022年まで、日本各地の夏祭りに併設する形で開催され、「あなたの町のニコニコに会いに行く」をコンセプトに、地域密着型のイベントとして親しまれていました。2023年以降は、運営上の都合により事実上の開催休止状態となっています。
イベント概要
ニコニコ町会議は、「地域巻き込み型移動式文化祭」をテーマとして、
ニコニコ超会議の濃縮版として位置づけられていました。開催地は、ユーザーからの応募をもとに決定され、会場では
ニコニコ動画でおなじみの「歌ってみた」「踊ってみた」、ゲーム実況などのコンテンツが展開され、ユーザーが直接参加できる企画も多数用意されていました。
ニコニコカー
イベントの象徴として、ニコニコカーと呼ばれるラッピングカーが使用されました。車内には
ニコニコ生放送の配信機材が搭載されており、イベントの様子をリアルタイムで配信していました。ナンバープレートは全て「25-25」で統一されていました。
初号機
トヨタ・ハイエース100系をベースにしたワーゲンバス仕様の車両でした。車体のラッピングデザインは、2011年に
ニコニコ静画で公募されたano2氏のデザインが採用されました。2014年の全国ツアーをもって引退し、その後廃車となりました。
弐号機
トヨタ・ハイエースグランドキャビンをベースに、「世界最強(自称)の車載カー」をコンセプトに制作されました。ラッピングデザインは2013年に
ニコニコ静画で公募され、にゃば氏とやるお@生主氏のデザインをベースとしたものが採用されました。
参号機
スズキ・ハスラーをベースにした車両で、5台一組で運用され、それぞれ役割が異なっていました。初号機、弐号機と異なり、ラッピングデザインの公募は行われませんでした。2019年を以て引退しています。
開催履歴
2012年から2019年までは毎年各地で開催されていました。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、代替として「ニコニコネット超会議2020夏」にて一部企画が実施されました。2021年も同様にリアル開催は中止となり、「ニコニコネット町会議 全国ツアー2021」としてオンライン開催となりました。2022年は通常開催が中止、オンライン開催も見送られましたが、10月に特別版が開催されました。
2023年以降は、運営上の都合により一度も開催されておらず、事実上の開催休止状態となっています。
関連イベント
ニコニコ町会議は、以下のイベントと関連があります。
ニコニコ大会議
ニコニコ超会議
ニコニコ超パーティー
闘会議
脚注
[1]
関連項目
アニメ コンテンツ エキスポ
外部リンク
ニコニコ町会議 公式サイト
*
niconicoリアルイベント (@eventnico) - X(旧Twitter)