ニコラ・バトゥーム

ニコラス・バトゥーム：多才なベテランフォワード

ニコラス・カーソン・バトゥーム（Nicolas Carson Batum）は、1988年12月14日生まれ、フランスのカルヴァドス県リジュー出身のプロバスケットボール選手です。NBAのロサンゼルス・クリッパーズに所属し、ポジションはスモールフォワードを務めています。

生い立ちとキャリア初期

2歳の時にプロバスケットボール選手だった父親を亡くしています。2006年にはU18アルバート・シュバイツァー・トーナメントでフランスを優勝に導き、大会MVPを受賞しました。2007年のナイキ・フープサミットでは、世界選抜チーム最多の23得点を記録し、注目を集めました。また、2007年U-19世界選手権では、フランス代表として銅メダルを獲得しています。

NBAでの活躍

ポートランド・トレイルブレイザーズ時代 (2008-2015)

2008年のNBAドラフトで1巡目全体25位でヒューストン・ロケッツに指名されましたが、直後にポートランド・トレイルブレイザーズにトレードされ入団。ルーキーシーズンから先発の座を掴み、2009年3月には20得点を記録しました。2009年は怪我で前半を欠場しましたが、復帰後の2010年2月にはキャリアハイとなる31得点、7リバウンド、7アシストを記録しました。2012年2月にはチーム記録となる9本の3ポイントシュートを成功させ、33得点を記録。2012年夏には制限付きFAとなりましたが、ブレイザーズが契約を提示し残留。2012-13シーズンには35得点を記録しました。

シャーロット・ホーネッツ時代 (2015-2020)

2015年6月、シャーロット・ホーネッツにトレード移籍。2015年11月には古巣ポートランド戦で33得点を記録しました。12月には自身5度目のトリプル・ダブルを達成。2019-20シーズン以降はベンチからの出場が増え、2020年11月にウェイブされました。

ロサンゼルス・クリッパーズ時代 (2020-2023, 2024-)

2020年12月、ロサンゼルス・クリッパーズと契約。2021年8月には再契約を結びました。2021-22シーズンにはNBA通算10000得点を達成。クリッパーズでは、ベテランとしてチームを支え、重要な役割を果たしました。

フィラデルフィア・セブンティシクサーズ時代(2023-2024)

2023-24シーズン開幕後、ジェームズ・ハーデンのトレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍。プレーイントーナメントでは活躍を見せ、チームのプレーオフ進出に貢献しました。

2024-25シーズンからはロサンゼルス・クリッパーズへ復帰しています。

プレースタイル

バトゥームは、得点能力だけでなく、パス、リバウンド、ディフェンスなど、多岐にわたるスキルを持ち合わせた選手です。特に、3ポイントシュートの精度が高く、アウトサイドからの得点源として活躍します。また、高いバスケットボールIQを持ち、状況判断に優れたプレーでチームに貢献します。

まとめ

ニコラス・バトゥームは、長年にわたりNBAで活躍してきたベテラン選手です。クリッパーズでは、その経験とスキルを活かし、チームの勝利に貢献することが期待されています。

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