ニシムタ

ニシムタ株式会社：南九州を支える地域密着型スーパーマーケット

ニシムタ株式会社は、鹿児島県鹿児島市に本社を置く、南九州（鹿児島県、熊本県、宮崎県）でスーパーマーケット事業を展開する中堅流通企業です。鹿児島県内ではタイヨー、大和と並び、地域住民にとって身近な存在として親しまれています。

多様な店舗形態

ニシムタは、創業以来、時代のニーズに合わせて多様な店舗形態を展開することで知られています。現在では、大きく分けて以下の業態があります。

ファミリーショップ: ニシムタの原点ともいえる業態で、小規模店舗が中心でしたが、現在はほとんどが別の業態に転換されています。与次郎本店は例外的に大型店として営業を続けています。
ホームマート: カー用品、DIY用品、園芸用品、インテリア、日用品などを扱うホームセンター業態です。生鮮食品は扱っていません。
スーパーセンター: ホームマートに生鮮食品売り場を加えた業態で、現在ニシムタの店舗の大半を占めています。近年は特に大規模な店舗が増加傾向にあります。熊本県内の店舗は全て、終夜営業を行っています。
N's CITY（エヌシティ）: ニシムタで最大規模の店舗です。谷山店と串間店があり、多くのテナントが入居するショッピングセンターのような形態をとっています。谷山店は終夜営業を実施しています。
* No.1: 以前のファミリーショップを改装してオープンした業態です。日用品を中心とした商品構成で、特売チラシも独自に発行しています。

各県の店舗数は、鹿児島県が34店舗（うち4店舗が終夜営業）、熊本県が2店舗（全店舗が終夜営業）、宮崎県が2店舗（うち1店舗が終夜営業）となっています。

ニシムタの歴史

ニシムタの歴史は、1958年（昭和33年）、西牟田小型部品商会として鹿児島市荒田で自動車部品の卸売業を始めたことに始まります。その後、有限会社西牟田小型部品商会、有限会社西牟田自動車部品商会と改組を経て、1974年（昭和49年）に都城店でホームセンター事業に進出しました。1978年（昭和53年）には与次郎本店を開店し、本社も移転しました。

1988年（昭和63年）には社名を有限会社ファミリーショップニシムタに変更、1992年（平成4年）には株式会社ニシムタに改組しました。1990年代以降は、大型店舗の展開を加速させ、スーパーセンター業態を確立、N's CITYなどの新たな業態も展開しました。2007年には公正取引委員会から排除措置命令を受けましたが、その後も地域に根ざした経営を継続しています。

近年では、2019年（令和元年）に熊本県合志市に合志店をオープンするなど、積極的な出店を続けています。

関連会社

ニシムタ株式会社には、有限会社明興商会、有限会社ミツバ、株式会社ナーセリーズJAPAN（生花店事業、熊本県のみ展開）などの関連会社があります。

地域社会への貢献

ニシムタは、単なる小売企業にとどまらず、地域社会に貢献する企業として活動しています。地元の農家や生産者との連携を強化し、地域産の農産物を積極的に取り扱うことで、地域経済の活性化に貢献しています。また、地域貢献活動にも積極的に取り組んでおり、地域社会との信頼関係を築いています。

これからもニシムタは、地域住民の生活に密着したサービスを提供し、南九州の地域社会の発展に貢献していくことでしょう。

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