ニュー・ブラッド・ライジング

ニュー・ブラッド・ライジング (2000)

ニュー・ブラッド・ライジングは、かつて存在したアメリカのプロレス団体WCWが2000年8月13日にカナダのバンクーバーで開催したPPV興行です。1996年から8月期にPPVを開催していなかったWCWでしたが、同年より「ホッグ・ワイルド」、そして「ロード・ワイルド」とPPVを開催していました。

2000年は、エリック・ビショフとビンス・ルッソーが率いるユニット、ニュー・ブラッドがWCWのトップを席巻しており、その勢いを反映した大会名となりました。しかし、WCWは2001年3月26日にライバル団体であるWWEに買収されたため、このニュー・ブラッド・ライジングがWCWとして最後の8月期PPVとなりました。

試合結果

開催日: 2000年8月13日
開催地: カナダ、ブリティッシュコロンビア州、バンクーバー、パシフィック・コロシアム
観客動員数: 6,614人

対戦カード

1. ラダー・マッチ
○3カウント（エヴァン・カレイジアス、シャノン・ムーア & シェイン・ヘルムズ） vs ●ヤング・ドラゴンズ（カズ・ハヤシ、ジェイミー・サン & ユン・ヤン）

2. ○アーネスト・ミラー vs ●グレート・ムタ

3. ジュディ・バグウェル（バグウェルの母親）・オン・ア・フォークリフトマッチ
○バフ・バグウェル vs ●キャニオン

4. WCW世界タッグ選手権試合 フォーコーナーズマッチ
特別レフェリー：ディスコ・インフェルノ、ティグレス & レイ・ミステリオ・ジュニア
○クロニック（ブライアン・アダムス & ブライアン・クラーク）(c) vs ●ザ・パーフェクト・イベント（ショーン・スタージャック & チャック・パルンボ） vs ●ショーン・オヘア & マーク・ジンドラック vs ●ミスフィッツ・イン・アクション（ジェネラル・レクション & コーポラル・ケイジャン）
※クロニックが王座防衛

5. ストラップマッチ
○ビリー・キッドマン vs ●シェーン・ダグラス

6. ○メジャー・ガンズ vs ●ミス・ハンコック

7. ○スティング vs ●ザ・デーモン

8. WCW・USヘビー級選手権試合 カナディアン・ルール
特別レフェリー：ジャック・ルージョー
○[ランス・ストーム] vs ●マイク・オーサム
※ストームが王座防衛

9. WCW世界タッグ選手権試合
○ザ・ダーク・カーニバル（バンピーロ & グレート・ムタ） vs ●クロニック（ブライアン・アダムス & ブライアン・クラーク）(c)
※ハリス・ブラザーズの乱入により、ザ・ダーク・カーニバルが王座奪取

10. 次期WCW世界ヘビー級王座挑戦者決定トリプルスレットマッチ
○ケビン・ナッシュ vs ゴールドバーグ vs ●スコット・スタイナー
※ナッシュがスコットからピンフォールを奪い、次期挑戦権を獲得
※ゴールドバーグは前日にバイク事故を起こして強行参戦。試合中、ナッシュにジャックナイフ・パワーボムをかけられそうになった際、試合を放棄し、ルッソーに暴言を吐いて退場

11. WCW世界ヘビー級選手権試合
○ブッカーT(c) vs ●ジェフ・ジャレット
* ※ブッカーTが王座防衛


このニュー・ブラッド・ライジングは、WCWの勢いを象徴する大会であると同時に、終焉へと向かう時代の転換点とも言えるでしょう。ニュー・ブラッドの台頭、ベテラン勢の奮闘、そして翌年の団体買収という激動の時代を反映したPPVとして、記憶されるべき大会です。

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