ニントゥアン省

ニントゥアン省は、ベトナムの南東部に位置する省で、東側は南シナ海に面しています。かつてはファンラン省と呼ばれていました。省都はファンラン＝タップチャム市です。人口は約60万人と、ベトナムの沿岸部の省の中では最も少ない規模です。年間降水量は約700mm程度と少なく、砂丘地帯が広がるなど、水田農業には適さない土地が多いのが特徴です。

インフラ整備も十分に進んでいないため、大規模な工業や観光業といった産業の発展もあまり見られません。しかし、2000年代に入ってからは、ニントゥアン第一原子力発電所、第二原子力発電所の建設が具体化し、2020年頃の完成を目指して建設が進められていました。しかし、2016年に財政難と住民の反対を理由として、工事は中止され、事業は凍結されることとなりました。

ニントゥアン省は、ビントゥアン省、ラムドン省、カインホア[[省]]と隣接しています。行政区画としては、ファンラン＝タップチャム市と、バックアイ県、ニンハイ県、ニンフオック県、ニンソン県、トゥアンバク県、トゥアンナム県の、1市6県で構成されています。

行政区画詳細

ファンラン＝タップチャム市（Phan Rang-Tháp Chàm）
バックアイ県（Bác Ái）
ニンハイ県（Ninh Hải）
ニンフオック県（Ninh Phước）
ニンソン県（Ninh Sơn）
トゥアンバク県（Thuận Bắc）
トゥアンナム県（Thuận Nam）


ニントゥアン省には、かつて存在したパーンドゥランガ王朝に関連する史跡も存在します。

関連情報

パーンドゥランガ王朝
Phan Rang–Tháp Chàm (古都パーンドゥランガ)

外部リンク

ニントゥアン省政府（ベトナム語）
* ニントゥアン省政府（英語）

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