ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド

ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド

『ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド』(Need for Speed: Underground)、通称NFSUGは、エレクトロニック・アーツの下、EA Black Boxによって開発され、2003年にリリースされたレースゲームです。アーケード版も存在し、2005年にGlobal VRから、さらにはコナミが日本での販売を担当しました。

このゲームでは、ストーリーに沿ったキャリアモードと、車両のフルカスタマイズが可能なガレージモードが提供されており、多彩なゲームプレイが特徴です。プレイヤーは深夜の公道でレースを行い、ニード・フォー・スピードシリーズ特有の高級スポーツカーではなく、日本のインポートカーを中心に車種が構成されています。さらに、プジョーやオペルなど、アメリカで正規に販売されていない車両も登場します。

本作は、日本市場において、日本車を取り入れたことで強い人気を獲得しました。第8回CESA GAME AWARDSでグローバル賞を受賞するなど、評価も高い作品となっています。ただし、公道で行われる違法なストリートレースを扱ったため、自動車メーカーは自らの車両がゲームに登場する際に厳しい規制を設けていたとされています。

そのため、ゲームの冒頭には実車とは異なるスペックや外観であることを伝える注意書きが表示され、車両はダメージモデルを持っていません。ただし、特定の場面での衝突やジャンプ時には多少の変化が見られる場合があります。

ゲーム内ではマシンチューニングに加え、車両の見た目も重視されています。レースで得られるスタイルポイントを集めることで、ビジュアルパーツが解除され、エアロパーツやバイナルグラフィックスなど、カスタマイズの幅が広がります。スタイルポイントは、コーナーをスライドさせたり、ジャンプすることで獲得でき、さらに気合いを入れたビジュアルパーツ装着によって評価もアップします。

ゲームモード

サーキット

4台で競い合い、2周以上のレースを行います。

ノックアウト

サーキットのルールに追加ルールがあり、毎周回最後の位置の車両が脱落します。

スプリント

周回ではなく、2台以上でスタート地点からゴール地点に向かうレース形式です。

ドリフト

短いコースでドリフト走行し、滑っている間にポイントを獲得します。

ドラッグ

短い直線コースで行われ、プレイヤーはギヤチェンジや車線変更を行います。細かい操作が求められます。

タイムトライアル

敵車がいない中、指定時間内にゴールを目指します。

登場人物

• - 主人公：ゲームのプレイヤーキャラクターで、最初はアキュラ・インテグラを使用します。
• - サマンサ：ヒロインで、主人公に様々なアドバイスをします。
• - TJ：整備工場のオーナーで、パーツを提供してくれる重要なキャラクターです。
• - エディー：ストリートでの王者で、主人公と勝負を繰り広げます。

その他、様々なキャラクターが登場し、物語に多様性をもたらします。

対象車両

このゲームでは、日本車を中心に、欧州車やアメリカ車のハッチバックモデルも多く登場します。具体的にはアキュラやホンダ、日産などの名車がプレイヤーの手に渡ります。

音楽

ゲームの音楽はハードロック、パンク、エレクトロニカなど多岐に渡り、特に選曲が好評です。

『ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド』は、ストリートレース文化をゲームとしてうまく表現し、のちのシリーズにも影響を与えました。

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