ニーノ・シェンブリ

ニーノ・"エルビス"・シェンブリ（Nino "Elvis" Schembri、1974年6月1日 - ）は、ブラジル、リオデジャネイロ出身の男性柔術家、総合格闘家です。現在はアメリカ合衆国カリフォルニア州レドンドビーチに在住し、自身の道場、シェンブリBJJアカデミーを主宰しています。

人物

エルヴィス・プレスリーを敬愛しており、容姿を彼に似せていることから、「エルビス」というニックネームが付けられました。また、背中には大きく「SCHEMBRI」と刺青を入れています。

来歴

カーロス・グレイシーJrからブラジリアン柔術を学び、黒帯を授与されました。

1997年、世界柔術選手権（ムンジアル）黒帯メジオ級に出場し、決勝でサウロ・ヒベイロに敗れ準優勝。

1998年、ムンジアル黒帯メイオペサード級に出場。決勝でハファエル・コヘアに敗れ、準優勝となりました。

1999年、パンアメリカン柔術選手権でメイオペサード級とアブソルート級の両階級で優勝を果たしました。

2000年、ムンジアル黒帯メジオ級に出場。決勝でフェルナンド・テレレに敗れ、再び準優勝に終わりました。

2001年4月、アブダビコンバット88kg未満級で郷野聡寛、アレクサンダー・サフコ、イーゲン井上らを下し3位入賞。さらに、MTP（モスト・テクニカル・プレイヤー）を受賞しました。

総合格闘家としては、2001年5月27日にPRIDE.14でジョイユ・デ・オリベイラと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収め、PRIDE初参戦を勝利で飾りました。

2003年3月16日、PRIDE.25で桜庭和志と対戦。試合中にシェンブリの頭が桜庭の顎に偶然当たるアクシデントが発生し、その後の膝蹴りの連打でTKO勝ちとなりました。

2004年6月20日、PRIDE GRANDPRIX 2004 2nd ROUNDのワンマッチで桜庭和志と再戦しましたが、判定負けを喫しました。

2005年5月22日、PRIDE 武士道 -其の七-で長南亮と対戦し、長南の打撃を凌ぎきれず判定負け。

2005年12月3日、Cage Rage初参戦となったCage Rage 13でマット・リンドランドと対戦し、TKO負けとなりました。

2006年7月、ムンジアル黒帯メジオ級に6年ぶりに出場。準決勝でアンドレ・ガウヴァオンに敗れ、3位という結果でした。

戦績

総合格闘技戦績

獲得タイトル

世界柔術選手権 黒帯メジオ級 準優勝（1997年）
世界柔術選手権 黒帯メイオペサード級 準優勝（1998年）
パンアメリカン柔術選手権 黒帯メイオペサード級&アブソルート級 優勝（1999年）
世界柔術選手権 黒帯メジオ級 準優勝（2000年）
第4回アブダビコンバット88kg未満級 3位（2001年）
世界柔術選手権 黒帯メジオ級 3位（2006年）

関連項目

ブラジリアン柔術家一覧
男子総合格闘家一覧
PRIDE選手一覧

外部リンク

PRIDE 選手データ - Internet Archive
バウトレビュー 選手データ
* ニーノ・シェンブリの戦績 - SHERDOG（英語）

もう一度検索