ネイキッド・アイズ

ネイキッド・アイズは、ピート・バーンとロブ・フィッシャーによって1982年に結成されたイギリスのポップデュオです。彼らは1980年代初期にニュー・ウェイヴ・バンドとして人気を博しました。

来歴

二人はバース出身で、元々友人同士でした。彼らは、後にティアーズ・フォー・フィアーズを結成するメンバーらと共に、ネオンというバンドで活動していました。1982年にデュオとしてネイキッド・アイズを再開しました。

彼らは、当時としては画期的だったフェアライトCMIをいち早く導入したバンドの一つであり、その音楽性はデビュー当時から高く評価されました。彼らは2枚のアルバムと、「僕はこんなに」「プロミセス・プロミセス」などのヒット・シングルを発表しましたが、1985年に解散しました。バーンはソロに転身し、フィッシャーはクライミー・フィッシャーとして同様のデュオで再デビューしました。しかし、1999年にフィッシャーは癌により42歳という若さで亡くなりました。

2006年からは、バーンがネイキッド・アイズ名義でソロ・プロジェクトとして活動を再開しました。翌年には、カバー・アルバム『Fumbling with the Covers』を発表しました。2013年には、新作アルバム『Piccadilly』の発売がアナウンスされましたが、現在も延期状態となっています。

現在もライブ活動は継続的に行っており、2016年にはヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、リチャード・マークス、スターシップらと共にイベント・ライブ「The 80s Cruise」に参加しました。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム
『ネイキッド・アイズ』 - Burning Bridges (1983年)
『イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ』 - Fuel for the Fire (1984年)
Fumbling with the Covers (2007年)

コンピレーション・アルバム
『ザ・ベスト・オブ・ネイキッド・アイズ』 - The Best of Naked Eyes (1991年)
Promises, Promises (The Very Best of Naked Eyes) (1994年)
Naked Eyes / Spandau Ballet – Back 2 Back Hits (1998年) ※スパンダー・バレエの楽曲と合わせたベスト
Everything and More (2002年) ※ネオン時代のシングルを含む

シングル
「僕はこんなに」 - "Always Something There to Remind Me" (1983年)
「プロミセス・プロミセス」 - "Promises, Promises" (1983年)
"Voices In My Head" (1983年)
「灯が消えるころ」 - "When the Lights Go Out" (1983年)
「イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」 - "(What) In the Name of Love" (1984年)
* "Cry Baby Cry" (2007年)

ネイキッド・アイズは、その短い活動期間にも関わらず、1980年代の音楽シーンに大きな影響を与えました。彼らの音楽は、現在でも多くの人々に愛されています。

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