ネイト・エブナー

ネイト・エブナー

ネイト・エブナー（Nate Ebner）は、1988年12月14日にオハイオ州コロンバスで生まれたアメリカンフットボール選手とラグビー選手です。主にセイフティのポジションを担い、両スポーツにおいて多くの成果を収めています。

経歴とフットボールへの道

彼は17歳のとき、アメリカ代表チームに選出され、史上最年少として7人制ラグビーの世界選手権に出場。2007年のU19アメリカ代表ではMVPに輝き、翌年のU20代表でも最優秀選手に選ばれました。高校卒業後はオハイオ州立大学に進学し、アメリカンフットボールチームでも主にスペシャルチームの一員として活動しました。

2012年、エブナーはNFLドラフトで6巡目指名を受け、ニューイングランド・ペイトリオッツと契約を結びました。彼のキャリアの初めの年、ペイトリオッツのスペシャルチームではキャプテンのマシュー・スレイターに次ぐ17タックルを記録。加えて、フィラデルフィア・イーグルスとのプレシーズンゲームではインターセプトを成功させるなど、早くも才能を見せつけました。

次の年の2013年もエブナーは主にスペシャルチームで活躍。特にデンバー・ブロンコス戦では、重要な場面でパントボールをリカバーし、チームの勝利に貢献しました。2014年には親指の怪我もありましたが、スペシャルチームとしてチームに貢献し、スーパーボウルで初めてのチャンピオンリングを手にしました。

スーパーボウルへの道

2015年には珍しいオンサイドドロップキックを決め、注目を浴びる場面もありました。翌年、彼はペイトリオッツと契約を更新し、16試合に出場しながら19タックルを記録。チームは第51回スーパーボウルに進出し、勝利を収めました。

しかし、2017年には膝の負傷が影響し、シーズンを棒に振ることになりました。そして、2018年にはスーパーボウルで3つ目のリングを手に入れ、ペイトリオッツでの成功を築きました。

ラグビーとの関わり

エブナーはフットボールのキャリアだけでなく、ラグビーでもその才能を発揮しました。2016年、リオデジャネイロオリンピックでは7人制ラグビーのアメリカ代表メンバーとして参加。アルゼンチンやブラジルとの試合でトライを決めるなど、とても重要なプレーヤーとして活躍しました。

オリンピック後もラグビーに関わり、2018年にはメジャーリーグラグビーのニューイングランド・フリージャックスのマイナーオーナーに就任。さらに、ラグビーワールドカップセブンズ2018ではNBCスポーツのスタジオ解説者も務めました。

結論

ネイト・エブナーは、アメリカンフットボールとラグビー両方において輝かしい成果を残してきた選手です。彼の多才な才能は、多くのファンに讃えられ、両スポーツ界での記憶に残る存在となっています。

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