ネクストVR

ネクストVR (NextVR Inc.)

ネクストVRは、アメリカ合衆国カリフォルニア州ラグナ・ビーチに本社を置く、バーチャルリアリティ（VR）配信技術のリーディングカンパニーです。同社は、特にスポーツイベントのVRライブストリーミング中継技術の開発と、高精細で立体的なVRコンテンツの制作・配信に注力しています。

概要

ネクストVRは、VR技術を駆使して、まるで実際に会場にいるかのような臨場感あふれるスポーツ観戦体験を提供しています。ユーザーは、ヘッドマウントディスプレイを通じて、Gear VR、Google Daydream、Windows Mixed Reality、PlayStation VRなどのプラットフォームに対応した専用アプリ「NextVR」を利用し、VRコンテンツを視聴できます。2015年からは、NBAの録画VRストリーミング中継を開始し、翌年にはライブVRストリーミング中継にも対応しました。さらに、2018年には、視聴者が自由に視点を切り替えられるVRコンテンツの配信も目指しています。また、近い将来には、コンサートのVRストリーミング配信も計画しています。

沿革

ネクストVRは、2009年にDavid ColeとDJ Rollerによって設立されました。

2015年6月18日 - FOXスポーツの全米オープンのVRストリーミング配信に協力。
2015年10月13日 - CNNが主催した民主党大統領候補者討論会のVRストリーミング配信に協力。
2015年10月27日 - NBAのVRストリーミング配信に協力し、スポーツ分野での存在感を高めました。
2015年11月11日 - シリーズAラウンドで、Formation8、Time Warner Investments、Comcast Venturesなどから3,050万ドルを調達し、事業拡大を加速。
2015年12月18日 - Relevant Sportsと提携し、インターナショナル・チャンピオンズ・カップのVRストリーミング配信を開始。
2016年2月21日 - FOXスポーツのNASCAR開幕戦デイトナ500のVRストリーミング配信に協力。
2016年5月4日 - イベントプロモーターのライブ・ネイションと提携し、コンサートのライブ中継分野に進出。
2016年8月9日 - シリーズBラウンドで、中国中信集団公司、ソフトバンクなどから8,000万ドルを調達し、グローバル展開を強化。
2016年10月20日 - NBAデジタルとの業務提携を通じて、コンテンツの拡充と配信体制の強化を図りました。
2017年10月20日 - アメリカ市場向けにVR動画配信アプリ「NextVR」の提供を開始し、一般消費者へのアクセスを拡大。
2018年1月9日 - WWEとの業務提携を通じて、プロレスのVRコンテンツ配信を開始。
2018年1月12日 - 日本市場向けにVR動画配信アプリ「NextVR」の提供を開始し、グローバル展開を加速。
2018年1月18日 - CES2018にて高解像度VRライブストリーミングデモを公開し、技術力をアピール。
2018年5月3日 - Oculusとの業務提携により、「Oculus Venues」向けのライブ配信を開始。
2018年8月19日 - ソフトバンクとの共同制作により、日本市場向けのVRコンテンツ開発を本格化。

技術と特徴

ネクストVRの技術は、高解像度カメラと独自のVR配信技術を組み合わせ、まるでその場にいるかのような臨場感あふれるVR体験を可能にしています。また、ライブイベントのVRストリーミング配信だけでなく、様々なスポーツやエンターテイメントコンテンツを提供することで、VR技術の可能性を広げています。

今後の展望

ネクストVRは、今後もスポーツやコンサートなどのVRストリーミング配信を強化し、高品質なVRコンテンツの提供を通じて、VR市場の拡大に貢献していくことが期待されています。また、様々な企業との提携を通じて、コンテンツの多様化と配信プラットフォームの拡充を図っていくものと見られます。

関連項目

バーチャル・リアリティ
拡張現実

外部リンク

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