ハシゴマン

『ハシゴマン』の概要

『ハシゴマン』は、2011年10月から2013年3月までTOKYO MXで放送されていたバラエティ番組です。この番組は、毎週木曜日の23:30から24:00の放送時間帯に、グルメ情報を中心に展開されました。司会を務めたのは、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建であり、彼が安全でかつ魅力的な居酒屋を紹介する内容となっています。

番組のコンセプト

番組のコンセプトは「ハシゴ酒」であり、渡部が「ハシゴマン」として立ち上がり、芸人や女性ゲストと共に東京都内の居酒屋を訪れる形式を採っています。第三者から出された「ハシゴマスター」の指令に基づき、3軒の居酒屋を巡る中で、安価で美味しい食事とともに、楽しさ溢れるトークが展開されます。このような独自のスタイルから、視聴者は渡部の居酒屋巡りを通じて東京都内の隠れた名店を発見することができました。

渡部はプライベートでも居酒屋巡りを行っており、これが彼のブログにも反映されています。実際、ブログの内容がそのまま番組になったという非常にユニークなケースです。

音楽とエンターテイメント

音楽も番組の特長のひとつで、1960年代から1970年代の洋楽が多数使用されています。オープニングテーマにはマーサ&ザ・ヴァンデラスの「ダンシング・イン・ザ・ストリート」が流れ、各回のBGMには、フォー・トップスやザ・ビートルズなど懐かしい楽曲が登場します。これにより、視聴者は聴覚的にも楽しむことができるのです。

出演者と制作スタッフ

番組には、渡部建のほか、同じプロダクションに所属する芸人たちが「ハシゴボーイ」や「ハシゴレディ」として参加しました。ナレーションは蒲田健が担当しました。制作スタッフには安部裕之やカツオ、大勢のプロフェッショナルが携わり、質の高いバラエティ番組が実現されました。

ルールと進行

「ハシゴマン」には明確なルールがあります。訪れる居酒屋は一つの街につき最大3軒までで、2本撮りで収録されるため、同日に異なる2つの街を訪れ、計6軒の居酒屋を巡ることが求められます。最初に頼む飲み物は主にビールや焼酎で、その後はお勧めの食べ物を1品注文します。流れの中で他のアイテムを追加することもあり、ルールが多少柔軟に運用されることもしばしば見受けられました。

また、完飲や完食を通じて「ハシゴマン・フィニッシュ」と呼ばれるポーズを全員で決めるなど、視聴者に楽しさを提供する工夫も忘れられません。

再放送やDVD

2013年には、一定期間再放送が行われ、視聴者に懐かしさを与えました。DVDも発売され、多くのファンに支持されていますが、一部リリース予定のアイテムには未だ実現していないものもあるようです。

まとめ

このように『ハシゴマン』は、安価なおいしい居酒屋を紹介しつつ、渡部建とゲストたちの楽しいトークで視聴者を楽しませるバラエティ番組でした。グルメやエンターテイメントの要素が融合した点が魅力であり、居酒屋文化の楽しさを広める役割も果たしています。

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