バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ

バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ

『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』は、カプコンが開発し、2007年11月に発売したWii専用のゲームソフトです。このゲームは、過去に発売された「バイオハザード」シリーズの出来事を振り返る形式で物語を展開し、プレイヤーは過去の事件の裏側を知ることができます。

概要

本作の物語は、2006年のE3で開発が発表された後、同年の9月に名称が発表されました。『バイオハザード0』における「黄道特急事件」から始まり、『バイオハザード』の「洋館事件」や『バイオハザード3 LAST ESCAPE』の「ラクーン市壊滅事件」へと遡ります。また、『バイオハザード3』と『バイオハザード4』の狭間で起こったアンブレラ社の崩壊も描かれています。

このゲームは、Wiiリモコンを使用したオート移動のガンシューティングとして設計されており、従来のバイオハザードシリーズの名場面を再現しています。従来のファンにも楽しめる要素が盛り込まれ、特に歴代のキャラクターたちが多数登場します。中でもアルバート・ウェスカーは、今作でプレイヤーキャラクターとしても登場し、物語を進行する重要な役割を担います。

ゲームシステム

この作品は、簡単に操作できるゲームプレイを実現しており、プレイヤーは2人までの共同プレイを楽しむことができます。体力ゲージは共通で、進行する中でさまざまなアイテムを収集し、武器や能力のアップグレードが行えます。

ゲーム内には、4つの主要シナリオがあり、それぞれが異なるキャラクターを操作する形で構成されています。基本となるプレイスタイルは自動移動の一人称視点のガンシューティングであり、カメラ操作はヌンチャクを使用して行います。射撃はリモコンを用いて行い、武器のリロードもシンプルに振ることで実現されています。

また、各ステージのクリア後には実績が記録され、総合ランクに応じたアイテムやポイントが得られ、これを使用して新たな武器の入手やカスタマイズが可能です。難易度設定はイージー、ノーマル、ハードの3種類が用意されており、プレイヤーの好みに合わせて挑戦できます。

主な登場人物

本作には、ゲームシリーズに登場してきた多くのキャラクターが再登場します。ウェスカーは、シリーズ全体を通して続く物語の中心的存在として描かれ、クリス・レッドフィールドやジル・バレンタインなどの人気キャラクターも重要な役割を果たします。レベッカ・チェンバースやカルロス・オリヴェイラなども登場し、それぞれの物語が交錯します。

結論

『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』は、過去の作品を振り返りつつ、新たな視点で物語を楽しむことができる作品であり、ファンにとっては見逃せない内容となっています。シリーズのファンはもちろん、初めてのプレイヤーにも楽しめるストーリー設計とゲーム体験を提供しています。

もう一度検索