バイオラ大学

バイオラ大学：信仰と学問の融合

バイオラ大学（Biola University）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡ラミラダに本部キャンパスを構える、キリスト教福音派の私立大学です。その起源は、20世紀初頭にまで遡ります。

歴史

1908年2月25日、レイマン・ストゥワートによって、ロサンゼルス聖書学院（Bible Institute of Los Angeles）として創立されました。これは、ムーディ聖書学院をモデルとしたもので、カルフォルニア・ユニオン石油会社とクリスチャン作家のT.C.ホートンが共同で所有していました。

当初は、ロサンゼルスの繁華街、六番ストリートとホープ・ストリートの角に位置していましたが、1959年に現在のラ・ミランダの郊外へと移転しました。

1912年には、ルーベン・トーレーが学部長として迎えられ、翌年からキャンパスの建設が始まりました。1929年には、卒業生であるチャールズ・E・フラーが副理事長として招聘され、新学長・学部長選任に尽力しました。

1935年には、著名なラジオ伝道者ポール W. ルードがバイオラの三代目学長に就任。彼の功績として、今日まで続くトーレイ記念聖書会議が挙げられます。ルードは、大恐慌による経済危機から大学を救済した後、1938年に退任しました。

1938年から1952年まで、タルボットがバイオラの学長を務めました。この期間に、プログラムが四年制となり、神学、キリスト教教育、教会音楽の分野が拡充されました。1945年には医療宣教の学校が設立され、1946年には看護学のコースが開設されました。また、「バイオラ・インステテュート・アワー」というラジオ番組が制作され、後に「バイオラ・アワー」として知られるようになりました。

1949年、大学の名称はバイオラ・カレッジへと変更されました。この「Biola」という名称は、Bible Institute of Los Angelesの頭文字から取られています。そして1981年、バイオラ・ユニバーシティーへと名称を改め、現在に至ります。

主な出身者

バイオラ大学は、多岐にわたる分野で活躍する人材を輩出しています。

中田羽後（教会音楽家、牧師）
チャールズ・E・フラー（牧師、ラジオ伝道者、フラー神学大学創設者）
丸屋真也（牧師、クリスチャンの臨床心理士）
ハロルド・ネットランド（宣教師、米国トリニティ神学校教授）
上野五男（牧師、小説「レフトビハインド」翻訳者）
田頭真一（牧師、社会医療法人葦の会オリブ山病院理事長）
ロバート・ピアス（プロバスケットボール指導者）
ジョン・スーン（政治家、アメリカ合衆国上院議員）
スティーブ・ブリッジス（コメディアン、俳優）
スコット・デリクソン（映画監督、脚本家）
マット・ギャリソン（プロバスケットボール選手）
ジュディス・ヒル（歌手）
錦織寛（日本ホーリネス教団 東京中央教会 牧師）
山口光（日本同盟基督教団 シオンが丘キリスト教会 牧師）
古田大展（活けるキリスト一麦教会牧師）
ザック・キング（映像作家）
池田モース優美（牧会カウンセラー、ソウルケアミニストリー創設者）

主な教員

山森鉄直

バイオラ大学は、キリスト教の信仰に基づいた教育を提供し、学生たちがそれぞれの分野で社会に貢献できる人材となるよう育成しています。

外部リンク

Biola University（英語）

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