バトルクラッシャー

『バトルクラッシャー』は、1995年1月27日にバンプレストから発売されたゲームボーイ用2D対戦格闘ゲームです。同社のクロスオーバー作品である『コンパチヒーローシリーズ』のゲームボーイ用ソフトとしては第4作目にあたります。

本作の特徴は、『仮面ライダーシリーズ』、『ウルトラシリーズ』、『ガンダムシリーズ』といった、人気シリーズのキャラクターたちが一堂に会し、格闘を繰り広げる点です。さらに、キャラクターの手足を空中に浮かぶパーツとして表現するという、独特なビジュアルも採用されています。この表現方法は、任天堂のファミリーコンピュータ用ソフト『ジョイメカファイト』（1993年）と共通する部分が見られます。

開発は、さんえるが担当しました。プロデューサーは、PlayStation用ソフト『メガチュード2096』（1996年）を手掛けた下道隆氏、ディレクターは、セガサターン用ソフト『BATSUGUN』（1996年）を手掛けた石谷浩二氏、音楽は、カプコンのスーパーファミコン用ソフト『ロックマンズサッカー』（1994年）を手掛けた富樫則彦氏が担当しています。

ゲーム内容

ゲームに登場するキャラクターは、「ファイター」（搭乗者）と「パンツァー」（乗り物）という2つの要素で構成されており、これらが組み合わさることで一体のキャラクターとなります。ファイターとパンツァーはそれぞれ固有の技を持っており、その組み合わせによってキャラクターの性能が大きく変化します。基本的に、ファイターごとに搭乗できるパンツァーはあらかじめ決まっていますが、例外として、ロアのみがヘルザーク以外の全パンツァーに搭乗可能です。逆に、ダークエミィはヘルザーク以外のパンツァーに乗り込むことができませんが、その分、他のキャラクターよりも豊富な必殺技が用意されています。

登場キャラクター

仮面ライダーシリーズ
ウルトラシリーズ
ガンダムシリーズ

スタッフ

ディレクター：石谷浩二
プロデューサー：下道隆
エグゼクティブプロデューサー：東喜三郎
音楽：富樫則彦

評価

ゲーム雑誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では、5・3・4・4の合計16点（満40点）という評価を受けています。また、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」では、18.8点（満30点）という評価となっています。

参考文献

「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店／インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、516頁、ASIN B00J16900U。

もう一度検索