バブル バス ベイ

バブルバス ベイ

『バブルバス ベイ』（原題：Bubble Bath Bay）は、オーストラリアで制作された幼児向けアニメーションです。オーストラリア放送協会（ABC）のABC Kids枠で2015年から放送が開始され、日本では2023年よりキッズステーションで放送されています。

概要

物語の舞台は、バブルバス・ベイという港町。主人公は若いヨットのシドニーと、水上タクシーのジップです。彼らを中心に、個性豊かな船たちが様々な出来事を繰り広げます。

原案は、ガレス・エデンスティッチがシドニーのラッシュカッターズ・ベイにある豪州クルージングヨットクラブで勤務していた際に思いついたものです。彼はタレント・マネジメント・エージェンシーの支援を受け、2007年7月と2011年にABCへ企画を提出し、テレビ番組としての開発が進められました。

制作はオーストラリアの他、アイルランドのテレゲールやマレーシアのレモンスカイ・スタジオなど、多岐にわたる国々で行われています。キャスティングもオーストラリアとアイルランドで行われ、英国出身の声優も参加しています。

当初は『The Adventures of Bushbutter Bay（バッシュバター・ベイの冒険）』というタイトルで考案されましたが、2016年よりアメリカのNBCで放送される際、主人公の名前にちなんで『Sydney Sailboat（ヨットのシドニー）』と改題され、テーマソングも変更されました。

2022年には、アイルランドのトゥーンズ・エンターテインメントが、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本を除く全世界での独占配信権を獲得しています。

日本での展開

キッズステーションでは、2023年7月29日から毎週土曜日の朝11時に初回放送が開始されました。その後、再放送が翌日の日曜日、または同じ土曜日の午後に行われていましたが、2024年6月20日からは平日の放送も開始されています。

吹き替え版は、同じくキッズステーションで放送されたレモンスカイ・スタジオ制作の『アストロロロジー 〜おかしな12星座占い〜』のスタッフと体制によって制作されました。日本独自の楽曲がスタッフクレジットとして挿入されているのも特徴です。

オリジナルのオープニングとエンディングもそのまま放送されますが、歌唱はされず、オフボーカル版にナレーション（声：きむらゆり奈）が追加される形となっています。

主なキャラクター

シドニー（Sydney）
声：サムソン・ハイランド/松井玲奈
探検好きなヨット（帆船）の少年。速く進む際に使われる青い帆、スピンネーカーや道具が入っているツールボックスを持つ。
ジップ（Zip）
声：フレデリック・シムズ/内田彩
黄色い水上タクシーの少女。シドニーの親友で、勉強熱心。無線でテリーやハーバーマスターと連絡を取る。
テリー（Terry）
声：コリン・フリールズ/秦正武
青いタグボート。港の船団のリーダー的存在。
ストーミー（Stormy）
声：エマ・テイト/花瀬あさみ
船たちをサポートする赤いウミツバメ。自信家だが、忘れっぽい一面も。
ブライアン（Bryan）
声：ジャック・シモンズ/まつした剣也
おしゃべり好きな緑色のフェリー。
トーツ（Toots）
声：ジョージア・シモンズ/東城咲耶子
赤いフェリー。
マドルズ（Muddles）
声：ポール・タイラック/湯浅吾朗
臆病な艀のクレーン。
ロドニー（Rodney）
声：アダム・ロングワース/樋口将大→大城昴輝
几帳面な潜水艦。
ボニータ（Bonita）
声：エマ・テイト/寺井麻保
パーティーが大好きな船。
クレオ（Cleo）
声：ジャシンダ・パパドプロス/澤幡楓
幼いヨットの少女。
ジェット（Jet）
声：ジャック・シモンズ/二羽凛奈
やんちゃなスピードボート。
ルールー（Lulu）
声：エマ・テイト/奥浦はな
快活な水上飛行機。

日本語版テーマソング

オープニングテーマ：「ドゥドゥビデュ」（作詞・歌：KEi、作曲：KEi、佐田慎介、佐藤彰信、編曲：佐藤彰信）
エンディングテーマ：「ミライCool!!」（作詞・作曲・歌：KEi、編曲：HΛL、Yu-tas）

類似作品

がんばれタッグス
エリアス ちいさなレスキューせん

もう一度検索