バラエティーニュース キミハ・ブレイク

バラエティーニュース キミハ・ブレイク：TBS火曜夜の人気番組枠を徹底解剖

『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』（kimi wa break）は、2008年10月14日から2009年9月15日まで、TBS系列で毎週火曜19時55分から21時48分まで放送された、2時間枠の単発特別番組枠です。 高画質のハイビジョン制作でしたが、字幕放送は対応していませんでした。

この番組は、1989年から1996年にかけて放送された人気番組『ギミア・ぶれいく』と『THEプレゼンター』の流れを汲む後継番組として企画されました。火曜20時、21時台にまたがる2時間番組は、1989年以来19年ぶりの編成で、毎日20時54分から放送されていた『JNNフラッシュニュース』も、火曜日のみ21時48分から放送開始に変更されました。新聞のテレビ欄では「キミハ・ブレイク」と略されることも多く、番組ロゴでは「・」がハートマーク「♥」で表記され、「バラエティーニュース」は「VARIETY NEWS SHOW」と英語表記されていました。

2009年4月14日からは放送時間が1分繰り上がり、19時55分から開始。同時に、それまでなかった番組間のCM区切り（ジャンクション）とステーションブレイクが導入されました。

放送時間

開始 - 2009年3月17日：19時56分 - 21時48分（112分）
2009年4月14日 - 9月15日：19時55分 - 21時48分（113分）

番組内容

番組公式ホームページやテレビ雑誌では、「視聴者のニーズに合わせた旬な話題を、柔軟な発想力と制作力でいち早く届ける番組」と紹介されていました。バラエティ番組が中心でしたが、ドラマ、ドキュメンタリー、アニメなども放送されました。

番組冒頭と終了時には、鈴木おさむ、テリー伊藤、加藤シルビアアナウンサー（「フラスンケビッチ」名義）の3人が生放送形式で番組内容を紹介するナビゲーターを務めました。番組途中で登場することもありました。 第3回放送では、前回の低視聴率を自虐的に語る場面もありました。第4回放送では、爆笑問題司会の事前収録トークバラエティに加え、泰葉が生出演し、当時の心境や自作の歌を披露しました。

番組構成は、2時間を通して同一企画を放送する場合と、1時間企画を2本放送する場合がありました。2008年11月11日は、筑紫哲也さんの追悼特番放送のため休止となりました。2008年12月16日には、テリー伊藤さんが番組収録後のスケートで腰椎骨折、全治2ヶ月と診断されました。

2009年1月13日からは、アニメ『夢をかなえるゾウ』が不定期で放送開始されましたが、草彅剛さんの不祥事により一時中断、その後再開されました。2009年3月10日には、稲垣吾郎さん主演のドラマスペシャルが放送されました。2009年7月28日のロケ企画では、深夜の花火打ち上げにより近隣住民からの通報があり、ディレクターが警察と消防から注意を受けました。

プロ野球中継やK-1 WORLD MAXの放送時には、当番組枠が利用されることもありましたが、『キミハ・ブレイク』としての放送は休止扱いとなりました。2009年9月15日放送の『飛び出せ!科学くんスペシャル』をもって番組は終了し、TBSの単発特番枠は一旦消滅しました。その後、『スパモク!!』『水トク!』へと受け継がれていきました。

ナビゲーター

鈴木おさむ
テリー伊藤
加藤シルビア（TBSアナウンサー、「フラスンケビッチ」名義）

放送された主な企画（一部抜粋）

番組では数多くのバラエティ企画、ドラマ、ドキュメンタリーが放送されました。代表的な企画として、徳川埋蔵金に関する企画、ダイエット企画、著名人のトーク企画、アニメ『夢をかなえるゾウ』の放送、歌手の追悼企画、ロケ企画など、多様な内容が放送されました。中には、視聴率が非常に低かった回もありました。

スタッフ

構成、演出、技術、美術、制作など、多くのスタッフが番組制作に携わっていました。

関連番組

ギミア・ぶれいく
激安バラエティー
スパモク!!
水トク!
月バラナイト
* モクバラナイト

『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』は、様々な企画と個性的な出演者によって彩られた、2時間枠の単発番組として、視聴者を楽しませました。その多様な企画と、放送当時の社会情勢を反映した内容は、現代においても貴重なテレビ史資料と言えるでしょう。

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