THEプレゼンター

THEプレゼンターの概要

『THEプレゼンター』は、1992年10月25日から1996年3月17日の間、TBS系列で放送された単発特別番組枠です。この番組は、日曜の19:30から20:54という時間帯に設定されていました。特に注目すべきは、1992年9月まで放送されていた『ギミア・ぶれいく』のスピンオフとして企画されたという点です。『ギミア・ぶれいく』は、当時の皆に親しまれていた番組で、視聴率も比較的良好でした。しかし、TBSの社長である磯崎洋三の方針により、彼の指示で新たにバラエティ番組ゾーン『ムーブ』が設けられることになり、これによって既存の番組が打ち切りを余儀なくされました。

この打ち切りの際、番組の企画者である大橋巨泉は磯崎社長に対し、番組の存続を求める直談判を行いました。その結果、視聴者に特別な企画を届ける存在、すなわち「プレゼンター」という設定を引き継ぐ形で『THEプレゼンター』がさらに企画されることとなりました。この新しい枠では、『ギミア・ぶれいく』からの人気企画も多く取り入れられ、視聴者に楽しんでもらえる内容を提供し続けました。

番組の内容と特色

『THEプレゼンター』では、さまざまなジャンルの企画が展開されました。多くの有名な司会者やタレントが登場し、視聴者を楽しませるための特別なクイズやドキュメント企画が目白押しでした。大橋巨泉を中心にした多くのプレゼンターたちは、各々独自のスタイルで企画を進行しました。

例えば、上岡龍太郎や島田紳助は「抗議一切受け付けません!!」という企画で名を馳せ、石坂浩二は「史上最強のクイズ王決定戦」に携わりました。愛川欽也は「1億2000万人クイズ・テレビの覇者」というコーナーを担当しました。その中でも特にクイズやトリビアを基にした企画は、多くの視聴者の注目を集めました。

また、特別企画として「大家族スペシャル」や「超難解推理クイズ」などが披露され、多くの家庭で楽しめる内容となっていました。中には、アニメ化企画も持ち込まれ、独自のエンターテインメントが生まれる場ともなりました。

番組の影響とその後

『THEプレゼンター』が放送を終了した後、長い間直接の後継番組は登場しませんでしたが、2008年10月にスタートした『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』によって、そのスタイルやコンセプトが再び復活することになりました。

本番組では、特に年末や改編期に特別番組が制作されることがあり、視聴者の期待に応える形でしっかりとした内容が提供されました。また、同番組では国政選挙の開票速報や、野球中継なども行われたため、エンターテインメントだけでなく情報提供にも寄与していたと言えます。

総じて、『THEプレゼンター』はその独特のスタイルと多様な企画で、視聴者に新しいエンターテインメントを提供した歴史的な番組でした。今もなお、多くの人々に記憶される番組の一つと言えるでしょう。

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