バルガ (スペイン)

バルガ（Valga）

バルガは、スペイン・ガリシア州ポンテベドラ県に位置するムニシピオ（基礎自治体）で、コマルカ・デ・カルダスに属しています。2012年の人口は6,072人で、住民呼称はvalgués/-esaです。ガリシア語話者の割合が非常に高い地域としても知られています。

地理

バルガはポンテベドラ県の北部に位置し、コマルカ・デ・カルダスに属しています。北から西にかけてはウジャ川を挟んでア・コルーニャ県のドドロ、北はポンテセスーレス、東はア・エストラーダとクンティス、南はカルダス・デ・レイス、南西はカトイラと隣接しています。自治体の中心地区はバルガ教区のポンテ・バルガ地区です。

主要な交通路として、高速道路AP-9号線が通り、鉄道ア・コルーニャ-ビーゴ線、国道N-550号線（ア・コルーニャとポンテベドラを結ぶ）、C-550号線（フィステーラとトゥイを結ぶ）などが通っています。

地形的には、北部にはウジャ川の支流であるロウロ川とバルガ川が並行して流れるウジャ川の谷があり、南部にはシアブレ山（フォンテベチャ峰:352m）とシェステイラス山（ロンバ峰:352m、サルゲイラ峰:365m、ゴルグジョン峰:221m）が位置しています。交通網はこれらの山の間の低地を通っています。

気候は温暖で、年平均気温は13°C、降水量は年間約1,700mmと比較的多いのが特徴です。カルダス・デ・レイス司法管轄区に属しています。

人口

住民は5つの教区にある58の地区（集落）に居住しています。

歴史

中世を通じて、バルガの地はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大司教の所領であり、コルデイロとパドロンに分かれていました。スペイン独立戦争中の1809年4月27日には、カサル・ド・エリーショで戦闘が起きています。パブロ・モリージョとコンチャ神父が率いる義勇軍は、ネイ将軍の軍をセスーレスまで退却させました。この戦いを記念してノサ・セニョーラ・ダ・サウーデ礼拝堂が建てられたと伝えられています。

1926年には、ポンテセスーレス教区がバルガから分離し、単独で自治体となりました。

政治

自治体首長はガリシア国民党（PPdeG）のホセ・マリーア・ベージョ・マネイロです。2007年の自治体選挙の結果、自治体評議員の構成はガリシア国民党が10議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が2議席、ガリシア民族主義ブロック（BNG）が1議席となっています。

教区

バルガは以下の5つの教区に分かれています。

カンパーニャ（サンタ・クリスティーナ）
コルデイロ（サンタ・コンバ）
セテコーロス（サン・サルバドール）
バルガ（サン・ミゲル） - 自治体中心地区
シャンサ（サンタ・マリーア）

出身者

アグスティーナ・オテーロ・イグレシアス（1868 - 1965）- 女優、ダンサー

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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