バルバドスの国章

バルバドスの国章

バルバドスの国章は、1966年に独立を記念して制定された国の象徴であり、バルバドスの歴史、文化、そして国民性を反映したデザインとなっています。

構成要素

国章は、以下の要素で構成されています。

盾:
地色: 金色（黄色）
図案:
中央に自然色のイゴス・バルブドス（ヒゲイチジク）。これは国名の由来となった木です。
上部に2つの赤いオオゴチョウ（プライドオブバルバドス）の花。これはバルバドスの国花であり、「バルバドスの誇り」を象徴しています。
兜:
銀色のジョウスティングヘルメット。
マントは葉のような形状で、赤と金色（黄色）が左右反転しています。
リースは紋章の基調色である赤と金色（黄色）で彩られています。
兜飾り:
十字に組まれたサトウキビを掲げる褐色の腕。
サトウキビはバルバドスの主要な産物であり、十字は聖アンドリュー十字を象徴しています。
サポーター:
盾の左側に青い鱗と赤い鰭を持つシイラ。
盾の右側にペリカン。
シイラは漁業を、ペリカンは首都ブリッジタウン沖のペリカンアイランドを象徴しています。
標語:
「Pride and Industry」（誇りと勤勉）と書かれたリボン。

デザインの意味

国章に用いられている様々な要素は、それぞれ意味を持っています。

イゴス・バルブドス: 国名の由来となった木であり、バルバドスの歴史と自然を象徴しています。
オオゴチョウ: 国花であり、バルバドスの誇りと美しさを象徴しています。
サトウキビ: 主要な産物であり、バルバドスの経済と繁栄を象徴しています。また、聖アンドリュー十字を形作ることで、国の守護聖人への信仰を表しています。
シイラ: 漁業を象徴し、バルバドスの人々の生活と海の恵みとのつながりを表しています。
ペリカン: ペリカンアイランドを象徴し、バルバドスの自然と多様性を表しています。
「誇りと勤勉」: 国民の精神を表し、バルバドスの発展を支える価値観を示しています。

バルバドスの国章は、これらの要素を通じて、国のアイデンティティと国民の願いを表現しています。

関連項目

国章の一覧
バルバドスの国旗

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