バーガータイム

バーガータイム (Burgertime)

『バーガータイム』は、1982年にデータイーストによってアーケード用に開発されたアクションゲームです。本作は、当初日本国内では『ハンバーガー』という名前でリリースされましたが、国際的な商標権の問題から『バーガータイム』として海外市場にも展開されました。その後、すべての移植版や他機種のバージョンにおいてもこのタイトルが使用されています。

ゲームシステム

プレイヤーは、主人公のピーターペッパーとなり、様々なハンバーガーの具材の上を移動しながら、それを落下させていくというユニークなゲームプレイが特徴です。画面内には敵キャラクターとしてピクルス、目玉焼き、ウインナーが存在し、これらに接触するとミスとなり、プレイヤーの残機が減少します。ミス中にも具材は落ち続けるため、状況によってはミスが無効化されることもあります。

ゲームの目的は、全てのバンズを落下させてハンバーガーを完成させることで、これに成功するとステージクリアとなります。興味深い点は、具材を落下させる際に、下にいる敵や他の具材を巻き込むことで効率的にクリアが進められるという戦略要素です。加えて、敵が時間経過によって速度を増すため、難易度も適度に調整されています。

他機種展開

『バーガータイム』は多くのプラットフォームに移植されており、バンダイからのLSIゲーム版をはじめ、ファミリーコンピュータ、MSX、ゲームボーイ、PlayStation 2など、様々な形で愛されています。特に、ファミリーコンピュータ版は1985年に発売され、後に継続的な復刻が行われ、最新ではNintendo Switch Onlineにおいても配信されています。

ゲームボーイ版では、追加のステージや対戦モードなどの新要素が実装され、プレイヤーにさらなる楽しみを提供しました。また、ゲームボーイ版の特典として、ステージクリアごとにキャラクターが登場する寸劇的なデモが追加されています。

ゲーム評価

『バーガータイム』は、登場当初より多くのプレイヤーから支持を受けており、1998年のゲーメストムックでは、非常にコミカルで好印象なゲームとして評価されています。また、各種ゲーム媒体での評価も高く、特にゲームボーイ版においては、総合24点の評価を受けています。

続編と新作

続編としては、1990年にアーケード版『スーパーバーガータイム』が登場し、2人同時プレイが可能になるなど、新しい要素が追加されました。さらに、2019年には『バーガータイムパーティー』という新作がNintendo Switchでリリースされ、シリーズの復活を果たしました。

まとめ

『バーガータイム』は、単なるアクションゲームとは一線を画した独自のプレイスタイルと、他機種への多様な展開を通じて、今日でも根強い人気を誇る作品です。プレイヤーの戦略性が求められるこのゲームは、シリーズの続編や新作により、その魅力が時代を超えて受け継がれています。

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