映画『バード・ボックス』について
『バード・ボックス』(原題:Bird Box)は、
2018年に公開された
アメリカ合衆国の
SF映画です。ジョシュ・マラーマンによる同名小説を原作とし、
サンドラ・ブロックが主演を務めています。この
映画は、未曽有の謎の異変によって終末を迎えた近未来の世界を舞台に、生き残るために決して“それ”を見てはいけないという状況下で、主人公たちがどのように生き抜くかを描いています。
あらすじ
物語は、謎の異変によって世界が崩壊しつつある近未来を舞台に展開します。この異変によって、人々は“それ”を見ると精神を破壊され、自ら命を絶ってしまうという現象が起こります。主人公のマロリーは、思いがけず子供を身ごもります。彼女は幼い命を守るため、目隠しをして危険な逃避行を強いられます。
キャスト
この
映画には、多くの著名な俳優が出演しています。
マロリー:サンドラ・ブロック(日本語吹替:本田貴子)
トム:トレヴァンテ・ローズ(日本語吹替:
鶴岡聡)
ダグラス:ジョン・マルコヴィッチ(日本語吹替:金尾哲夫)
ジェシカ:
サラ・ポールソン(日本語吹替:
平野夏那子)
シェリル:ジャッキー・ウィーヴァー
ルーシー:ローサ・サラザール
オリンピア:ダニエル・マクドナルド(日本語吹替:中嶋アキ)
チャーリー:リル・レル・ハウリー(日本語吹替:
坂詰貴之)
ゲイリー:トム・ホランダー
フェリックス:コルソン・ベイカー
グレッグ:B・D・ウォン(日本語吹替:岩川拓吾)
リック:
プルイット・テイラー・ヴィンス
少女:ヴィヴィアン・ライラ・ブレア(日本語吹替:鈴木花穏)
少年:ジュリアン・エドワーズ(日本語吹替:田中誠人)
ラファム医師:パーミンダ・ナーグラ
リディア:レベッカ・ピジョン
サマンサ:エイミー・ガメニック
ジェイソン:テイラー・ハンドリー
リバーマン:ハッピー・アンダーソン
マローダー:
デヴィッド・ダストマルチャン
日本語吹き替え版では、
及川ナオキ、
菊池通武、
有川知江、保澄しのぶ、中村達也、
米田えん、
高野憲太朗といった声優が参加しています。また、演出は杉本理子、翻訳は子安則子、録音・調整は武田将仁が担当しました。
制作
この
映画は、ユニバーサル・ピクチャーズが小説の
映画化権を獲得したことから始まりました。当初はアンディ・ムスキエティが監督を務める予定でしたが、後にスザンネ・ビアが監督に就任しました。また、プロデューサーのスコット・ステューバーが
Netflixに移籍したことにより、本作は
Netflixオリジナル
映画として製作されることになりました。
撮影
主要撮影は
2017年10月に
カリフォルニア州で開始されました。
公開とマーケティング
2018年10月24日に予告編が公開され、11月12日にはAFI
映画祭でプレミア上映が行われました。しかし、
カリフォルニア州での大規模な山火事の影響で、
Netflixは予定されていたレッドカーペットを取りやめることになりました。
騒動
映画配信後、本作に触発された人々が目隠しをして様々な行動をする動画がSNSに投稿され、「バード・ボックス・チャレンジ」というものが流行しました。これに対し、
Netflixは危険を伴う行為であるとして、チャレンジを控えるよう声明を発表しました。
評価
批評家からの評価は概ね好意的であり、
Rotten Tomatoesでは75件のレビューに基づき、65%の支持率を得ています。
Metacriticでは19件のレビューに基づき、加重平均値が50/100となっています。批評家からは、設定のポテンシャルを十分に活かせていないとの指摘もありましたが、俳優たちの演技や緊張感のある演出は評価されています。
スピンオフ作品
2023年
7月14日には、スピンオフ作品である『バード・ボックス: バルセロナ』が
Netflixで配信されています。
外部リンク
バード・ボックス - Netflix
バード・ボックス - allcinema
Bird Box - オールムービー(英語)
Bird Box - IMDb(
英語)