バーミングハム＝シャトルズワース国際空港

バーミングハム＝シャトルズワース国際空港について

バーミングハム＝シャトルズワース国際空港（Birmingham-Shuttlesworth International Airport）は、アメリカ合衆国アラバマ州のバーミングハムにある主要な空港で、州内で最も多くの旅客を扱っています。空港はバーミングハムの中心市街地から約10キロメートル北東に位置し、アクセスの良さが魅力の一つです。この空港はフレッド・シャトルズワースという公民権運動家の名前が付けられていることでも知られています。

空港名の変更は2008年に行われ、その結果「バーミングハム国際空港」から「バーミングハム＝シャトルズワース国際空港」に改称されました。これは、空港の利用者や地域住民にとっての大きな出来事でした。フレッド・シャトルズワースはアラバマ州の歴史における重要な人物であり、彼の名前が空港に冠されたことは、多くの人々に公民権運動の意義を再認識させるきっかけとなりました。

空港の施設

空港の敷地面積は広大で、約878ヘクタールです。滑走路は2本あり、それぞれ3048メートルと2164メートルの長さがあります。この2本の滑走路は交差する形で設置されており、様々な航空機の発着に対応できるようになっています。

ターミナルビルは地上2階建ての半円周型デザインで、国内線と国際線が同じ建物内で運営されています。ターミナル内部は到着ロビーと出発ロビーに分かれており、各ロビーはスムーズにアクセス可能です。また、エアサイドはA、B、Cの3つのコンコースに分かれており、利用者はコンコース間を自由に移動できる利便性があります。さらに、コンコースAとBは2013年、コンコースCは2014年にそれぞれ建て替えまたは改修され、新しい設備が整っています。

主な航空会社と路線

バーミングハム＝シャトルズワース国際空港では、複数の主要航空会社が利用されており、特に寄与している航空会社にはサウスウエスト航空、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空などがあります。これらの航空会社によって提供される主な就航先は、ダラス、シカゴ、ヒューストン、アトランタ、デンバーなどの主要都市です。これにより、バーミングハムの住民は全国および国際的な移動がスムーズに行えます。

しかしながら、2021年12月時点では、国際線の定期便については運航が行われていないため、国際空港としての機能は限定的です。

過去の事故

空港は比較的安全な場所ではありますが、過去には事故の発生もありました。2013年8月14日には、UPSの貨物機が空港の北方800メートルの草地に墜落するという悲劇が発生しました。この事故では乗員2名が亡くなりました。当時、空港周辺では降雨が続いており、視界も悪化していました。

バーミングハム＝シャトルズワース国際空港は、地域の交通の要所として重要な役割を果たしており、今後も利用者にとって魅力的な空港であり続けることが期待されています。

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