パウ・ロペス

パウ・ロペス・サバタ

パウ・ロペス・サバタ（Pau López Sabata，1994年12月13日 - ）は、スペイン・カタルーニャ州ジローナ出身のサッカー選手。ジローナFCに所属し、ポジションはゴールキーパー（GK）を務める。元スペイン代表。

クラブ経歴

RCDエスパニョール

2007年にRCDエスパニョールのカンテラに入団し、着実にステップアップ。2013-14シーズンにはBチームでプロデビューを果たし、才能の片鱗を見せる。2014年6月14日にはトップチームへ昇格し、4年契約を締結。同年12月、コパ・デル・レイのデポルティーボ・アラベス戦で念願のトップチーム公式戦デビューを飾る。2015年2月1日のプリメーラ・ディビシオン、セビージャFC戦では、前半にGKキコ・カシージャが退場処分を受けたことで急遽途中出場。この試合がリーガ・エスパニョーラデビューとなった。

2015-16シーズンには、カシージャのレアル・マドリード移籍に伴い、正GKの座を掴み取る。しかし、2016年1月6日のコパ・デル・レイ、FCバルセロナ戦で、リオネル・メッシの足を踏みつけるというアクシデントが発生。この一件はカタルーニャのメディアやバルセロナのファンから大きな非難を浴びた。それでもロペスはエスパニョールのゴールマウスを守り続け、チームを1部リーグ残留に導いた。

トッテナム・ホットスパーFC

2016年8月31日、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCにローン移籍で加入。

レアル・ベティス

2018年7月4日、レアル・ベティスと5年契約を締結。加入後すぐにジョエル・ロブレスからポジションを奪い、リーグ戦33試合に出場するなど、守護神としてチームを牽引した。

ASローマ

2019年7月9日、ASローマと5年契約を締結。移籍金は2350万ユーロ、背番号は13番。ここでもアントニオ・ミランテからポジションを奪い、加入初年度はリーグ戦32試合に出場。しかし、2020-21シーズンはミスが目立ち、終盤はミランテやダニエル・フザトにポジションを譲る場面もあった。

オリンピック・マルセイユ

2021年7月17日、オリンピック・マルセイユにレンタル移籍。レンタル料は72万ユーロに加え、最大50万ユーロのボーナス。一定の条件を満たした場合、1200万ユーロでの買取義務が発生する契約だった。2022年1月8日、オリンピック・マルセイユは買取オプションを行使し、2022年7月1日に正式加入。契約は2026年6月30日まで。

ジローナFC

2024年8月16日、ジローナFCにレンタル移籍。第2GKとしての加入だったため出場機会は限られていたが、UEFAチャンピオンズリーグ・アーセナルFC戦で先発出場。試合には敗れたものの、終盤にラヒーム・スターリングのPKをストップするなど、好パフォーマンスを見せた。この試合限りでジローナを退団した。

代表経歴

2016年にはU-21スペイン代表に招集され、同年3月にはフル代表にも招集。また、2015年からはカタルーニャ州選抜にも選出されている。

プレースタイル

安定感のあるセービングと、冷静な判断力が持ち味。積極的な飛び出しでピンチを防ぐなど、ゴールキーパーとしての総合的な能力が高い。

もう一度検索