パトリック・ウィズダム

パトリック・ウィズダムについて

パトリック・イアン＝キャッシェル・ウィズダム（Patrick Ian-Cashel Wisdom）は、1991年8月27日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州マリエータ出身のプロ野球選手であり、主に三塁手として知られています。ウィズダムは右投右打の選手で、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のシカゴ・カブスに所属しています。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

ウィズダムは、2012年のMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから1巡目追補（全体52位）で指名を受け、プロ入りを果たしました。契約後、彼は傘下のA-級バタビア・マックドッグスでプロデビューし、65試合に出場して、打率.282、6本塁打、32打点、2盗塁を記録しました。

翌2013年には、A級ピオリア・チーフスとA+級パームビーチ・カージナルスに所属し、合計で129試合出場。打率.235、15本塁打、73打点、5盗塁を記録し、成長を見せました。2014年と2015年のシーズンもAA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーし、特に2015年は114試合に出場して打率.237、14本塁打、61打点を記録しました。

ウィズダムは2016年にルーキー級ガルフ・コーストリーグ・カージナルスとAAA級メンフィス・レッドバーズでプレー。その後、2017年にはメンフィスで127試合に出場し、打率.243、31本塁打、89打点という素晴らしい成績を残し、メジャーリーグ昇格への道を切り開きました。

2018年にはAAA級メンフィスからメジャー契約を結び、メジャーデビューを果たしました。初打席での適時打を含む32試合出場で、打率.260、4本塁打、10打点を記録しました。

レンジャーズ時代

2018年12月、ウィズダムはテキサス・レンジャーズにトレードされました。しかし、2019年にはDFA（Designated for Assignment）となり、マイナー契約を結んで傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズでプレー。そのオフにFAとなりました。

カブス時代

2019年11月、シアトル・マリナーズと契約を結びましたが、2020年には再びDFAとなり、その後マイナー契約を結びました。2021年にはメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たします。この年、ウィズダムは106試合に出場し、打率.231、28本塁打、61打点をマークし、新人王投票で4位に選ばれるなど、活躍しました。彼はシーズン中にクリス・ブライアントの持つ球団新人本塁打記録を更新したことでも話題を呼びました。

詳細情報

ウィズダムは、打撃や守備での才能を発揮しつつ、特に長打力での評価が高い選手です。彼の成績は年々向上しており、今後の成長が期待されています。メジャーリーグでの経験を積むことで、ウィズダムはさらなる高みを目指すことが出来るでしょう。

まとめ

パトリック・ウィズダムは、プロ入りから多くの努力を重ね、メジャーリーグでのキャリアを築いてきました。彼の成長とともに、今後のプレーにも注目が集まります。野球ファンにとって、彼の活躍は大きな楽しみの一つです。

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