パトリック・キブルハン

パトリック・アンソニー・キブレハン（パトリック・キブレハン）

パトリック・アンソニー・キブレハン（Patrick Anthony Kivlehan、1989年12月22日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ナイアック出身の元プロ野球選手。

右投右打で、外野手、内野手をこなすユーティリティープレーヤーとして活躍しました。NPB（日本プロ野球）での登録名は「パトリック・キブレハン」でした。

経歴

プロ入り前

ラトガーズ大学時代は、4年間アメリカンフットボールに打ち込みました。4年目にフットボールのシーズンを終えた後、野球部へ参加するという異色の経歴を持ちます。

MLB時代

2012年のMLBドラフト4巡目（全体131位）でシアトル・マリナーズから指名され、プロの道へ進みました。

マリナーズ傘下、テキサス・レンジャーズ傘下を経て、2016年にサンディエゴ・パドレスでメジャーデビュー。その後、シンシナティ・レッズ、ニューヨーク・メッツ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと渡り歩きました。

NPB時代

2022年、東京ヤクルトスワローズに入団。背番号は2。8月27日の対横浜DeNAベイスターズ戦で、NPB初本塁打を含む1試合3本塁打を記録するなど、強烈なインパクトを残しました。日本シリーズにも出場し、チームの勝利に貢献しました。

その後

2023年はフロンティアリーグのニューヨーク・ボールダーズでプレーし、アシスタントコーチも兼任。同年のオールスターゲームにも出場しましたが、シーズンオフに現役引退を表明しました。現在は母校のセントジョセフ高校で職員として勤務しています。

プレースタイル

右のパワーヒッターであり、勝負強い打撃が持ち味。内野・外野をこなすユーティリティー性と、アメリカンフットボールで鍛えられた俊足も魅力です。一方で、守備には課題がありました。

人物

東京ヤクルトスワローズでも同僚だったスコット・マクガフとは、NPB移籍前から頻繁に連絡を取り合い、日本球界や私生活について情報交換をしていました。また、パドレス傘下AAA級で同僚だった加藤豪将から日本語を教わっていました。

横浜DeNAベイスターズとの相性が良く、2022年には対戦打率.400、5本塁打、OPS1.579をマークしました。

詳細情報

年度別打撃成績

(省略)

年度別守備成績

(省略)

記録

NPB

初出場・初打席：2022年7月5日、対読売ジャイアンツ13回戦（東京ドーム）、7回表に今野龍太の代打で出場、今村信貴から空振り三振
初先発出場：2022年7月6日、対読売ジャイアンツ14回戦（東京ドーム）、5番・左翼手で先発出場
初安打：2022年8月20日、対中日ドラゴンズ17回戦（バンテリンドーム ナゴヤ）、5回表に小笠原慎之介から左前安打
初本塁打・初打点：2022年8月27日、対横浜DeNAベイスターズ18回戦（横浜スタジアム）、3回表に石田健大から左中間越ソロ

背番号

46（2016年 - 同年途中）
67（2016年途中 - 同年終了）
3（2017年）
47（2018年）
18（2021年）
2（2022年5月23日 - 同年終了）
10（2023年）

代表歴

2015年パンアメリカン競技大会男子野球アメリカ合衆国代表
* 2020年オリンピック野球アメリカ合衆国代表

もう一度検索