パブロ・ラソ

パブロ・ラソ・ビウルン：バスケットボール界のレジェンド

パブロ・ラソ・ビウルン（Pablo Laso Biurrun）は、1967年10月13日にスペインのアラバ県ビトリア＝ガステイスで生まれた、バスケットボール界の著名な人物です。選手としてはポイントガード（PG）として活躍し、引退後は指導者として数々のチームを成功に導きました。

選手としての輝かしいキャリア

ラソは1984年に地元のサスキ・バスコニアでプロデビューを果たしました。1995年にはコパ・デル・レイで優勝し、MVPに輝くなど、その才能を早くから開花させました。その後、レアル・マドリード、イタリアのパッラカネストロ・トリエステ、CBジローナなど、国内外の様々なチームでプレーしました。

リーガACB（スペインのプロバスケットボールリーグ）では、歴代4位の17,378分出場、歴代5位の654試合出場という記録を打ち立てました。さらに、2,896アシストと1,219スティールを記録し、歴代最多アシスト記録と歴代最多スティール記録保持者として、その名を歴史に刻んでいます。スペイン代表としても61試合に出場し、1994年の世界選手権にも出場しました。

指導者としての成功

現役引退後、ラソは指導者の道へ進みました。2008年には、当時2部のLEBオロに所属していたギプスコアBCをリーガACB昇格に導き、その手腕を発揮しました。2011年には、名門レアル・マドリードのヘッドコーチに就任し、チームを数々の勝利に導きました。

2012年にはコパ・デル・レイとスーペルコパ・デ・エスパーニャの2冠を達成し、2012-2013シーズンにはリーガACBで優勝、ACB年間最優秀ヘッドコーチに選ばれました。2013年にはスーペルコパ、2014年にはコパ・デル・レイとスーペルコパのタイトルを獲得。2015年にはユーロリーグ、国内リーグ戦、コパ・デル・レイを制し、見事三冠を達成しました。

2011年からはバスケットボールバスク選抜のヘッドコーチも兼任しています。そして2024年6月28日、選手時代に在籍し、ユーロリーグとリーガACBに所属するサスキ・バスコニアのヘッドコーチに3年契約で就任することが発表され、古巣への復帰を果たしました。

タイトル

選手として

サスキ・バスコニア
コパ・デル・レイ (1): 1995

レアル・マドリード
FIBAサポルタ・カップ (1): 1996-97

個人
コパ・デル・レイ最優秀選手 : 1995

ヘッドコーチとして

ギプスコアBC
リーガACB昇格 (1): 2007-08

レアル・マドリード
リーガACB (4): 2012-13, 2014-15, 2015-16, 2017-18
コパ・デル・レイ (5): 2012, 2014, 2015, 2016, 2017
スーペルコパ・デ・エスパーニャ (4): 2012, 2013, 2014, 2018
ユーロリーグ (2): 2015, 2018
FIBAインターコンチネンタルカップ (1): 2015

個人
リーガACB最優秀ヘッドコーチ (3): 2012-13, 2014-15, 2017-18
AEEB年間最優秀ヘッドコーチ (3): 2013, 2015, 2016
ユーロリーグ最優秀ヘッドコーチ (2): 2014-15, 2017-18

パブロ・ラソは、選手としても指導者としても、バスケットボール界に多大な貢献をしてきた人物です。彼の情熱とリーダーシップは、これからも多くの人々に影響を与え続けるでしょう。

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