パラナ (アルゼンチン)

パラナ：アルゼンチンのエントレ・リオス州の州都

パラナは、アルゼンチンのエントレ・リオス州に位置する州都であり、2010年の国勢調査によると人口は約24万7千人です。パラナ川の東岸に位置し、対岸にはサンタフェ州の州都サンタフェが位置しています。

地理と経済

パラナは行政の中心であると同時に、周辺地域から集まる穀物、家畜、魚介類、材木などの集積地としての役割も担う主要な河川港です。市の基幹産業としては、セメント、家具、セラミックスの生産が挙げられます。

文化と観光

市の中心部には、植民地時代の教会、2月3日劇場、行政府、混合様式の大聖堂など、歴史的な建造物が点在しています。また、パルケ・ウルキーサ公園近くには塔があり、市民の憩いの場となっています。

交通

対岸のサンタフェとは、1969年に開通したエルナンダリアス川底トンネルで結ばれています。また、市街から約7.5km郊外にはヘネラル・フスト・ホセ・デ・ウルキサ空港があり、ブエノスアイレスへの便が就航しています。

歴史

パラナの歴史は、16世紀にサンタフェ市民がパラナ川の対岸に入植し始めたことに遡ります。当初は「パラナの対岸」や「パラナの渡り場」と呼ばれ、サンタフェの周縁部として発展が遅れていました。1730年10月23日、地元の礼拝堂がブエノスアイレスの事務当局から教区教会のステータスを授与されたことをもって、正式に町としての歴史が始まったとされています。

1813年に公式に村となり、1822年には準州都となりました。1854年から1861年にかけては、地元のカウディーリョ、フスト・ホセ・デ・ウルキサのもとでアルゼンチン連合の首都となり、急速な発展を遂げました。1883年に再び州都となっています。1994年には、サンタフェと共に「国民憲法改正会議」を共催しました。

姉妹都市

パラナは、以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。

Muscatine、アメリカ合衆国 (1989年8月4日)
サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ、ボリビア (1990年6月22日)
レオンフォルテ、イタリア (1991年1月11日)
ポルト・アレグレ、ブラジル (1992年6月12日)
サンティアーゴ・デ・クーバ、キューバ (1992年9月23日)
Santo Ângelo、ブラジル (1994年12月10日)
レホヴォト、イスラエル (1995年4月2日)
Torres、ブラジル (2008年5月7日)
ハラパ、メキシコ (2008年6月5日)
ナッソー、バハマ (2008年7月19日)
* ポルトープランス、ハイチ (2008年11月29日)

パラナは、豊かな歴史と文化を持つアルゼンチンの重要な都市の一つです。

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