パラナグア

パラナグアは、ブラジル南部のパラナ州に位置する都市であり、その歴史は1648年に遡ります。パラナ州で最も古い町として知られ、人口は約15万人を擁しています（2020年）。

地理と交通

パラナグアは、州都クリチバから東へ約100kmの距離に位置しており、道路や鉄道で結ばれています。このため、クリチバの外港としての役割も担っています。特に、パラナグアとクリチバを結ぶ鉄道は、車窓から見える景色が非常に美しく、多くの観光客に人気があります。

経済

パラナグアは、ブラジル有数の貿易港として重要な役割を果たしています。米、穀物、バナナなど、様々な農産物の輸出拠点となっており、特にコーヒーの輸出港として有名です。かつてはサントス、リオ・デ・ジャネイロに次ぐブラジル第3位のコーヒー輸出港として知られていました。

気候

パラナグアは、ブラジル南部地方に位置していますが、年間を通して温暖な気候です。夏は非常に蒸し暑く、州内で最も暑い地域の一つとして知られています。1月から3月にかけては、気温が35度を超えることが頻繁にあり、時には40度を記録することもあります。一方、冬は比較的穏やかで、7月の最高気温は21度から22度、最低気温は13度程度です。寒波の影響で最低気温が10度を下回ることもありますが、5度程度まで下がることは稀です。

文化とスポーツ

パラナグアには、リオ・ブランコSCというサッカークラブがあり、市内のEstádio da Estradinha競技場を本拠地としています。サッカーは、パラナグア市民にとって身近なスポーツであり、リオ・ブランコSCの試合には多くのファンが駆けつけます。

姉妹都市

パラナグアは、日本の兵庫県淡路市と姉妹都市提携を結んでいます。この提携は1984年に旧津名町との間で締結されたもので、合併後の淡路市がその関係を継承しています。姉妹都市交流を通じて、文化や経済など、様々な分野での交流が行われています。

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