パルマ・デ・マヨルカ空港

パルマ・デ・マヨルカ空港 (PMI)

パルマ・デ・マヨルカ空港（スペイン語: Aeropuerto de Palma de Mallorca）は、美しい地中海に浮かぶマヨルカ島の玄関口として機能する国際空港です。一般にはソン・サン・ジョアン国際空港（Aeropuerto Internacional de Son Sant Joan）という名称でも知られています。

概要

空港は、マヨルカ島の主要都市であるパルマ・デ・マヨルカの中心部から東へ約8kmの場所に位置しています。スペイン国内においては、アドルフォ・スアレス・マドリード＝バラハス空港、バルセロナ・エル・プラット国際空港に次いで、年間旅客数で3番目に多い空港です。特に夏季のバカンスシーズンには、ヨーロッパ全体で見ても非常に混雑する空港の一つとして知られています。

施設

空港の敷地面積は約630ヘクタールに及びます。旅客数の増加に対応するため、1965年にターミナルA、1972年にはターミナルBが建設されました。現在のメインターミナルは、地元建築家ペレ・ニコラウス・ベレットの設計によるもので、1997年4月12日に正式にオープンしました。空港は4つのゲートエリア（A、B、C、D）で構成されており、ターミナルAは主に国内線、ターミナルB、C、Dは国際線に利用されています。就航路線は、スペイン国内各地やヨーロッパの主要都市を結んでいます。空港の処理能力は年間2,500万人に達し、1時間あたり12,000人の旅客に対応することが可能です。

利用実績

2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件の影響で、一時的に旅客数は減少しましたが、その後は再び増加傾向に転じました。2008年の世界金融危機時には再び旅客数が減少しましたが、その後回復しています。2019年には、年間旅客数が2,972万人に達しました。

国際線

マヨルカ島は、特にドイツ人にとって人気の高いリゾート地として知られています。そのため、国際線の旅客数上位はドイツの空港が占めています（2019年）。

1. デュッセルドルフ空港 (156万人)
2. フランクフルト空港 (113万人)
3. ベルリン・テーゲル空港 (90万人)
4. ハンブルク空港 (89万人)
5. ミュンヘン空港 (80万人)

外部リンク

Palma de Mallorca Airport - 空港運営会社 (Aena) による公式サイト （英語）（スペイン語）（カタルーニャ語）（ドイツ語）

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