ヒジノワ

ヒジノワ（Hijinowa）

ヒジノワは、栃木県芳賀郡益子町に存在する地域コミュニティグループです。2009年秋に開始された町おこしアートイベント「土祭（ひじさい）」がこのグループの発足のきっかけとなり、以来多様なアート活動を通じて地域振興に寄与しています。

ヒジノワの中心的な拠点は「ヒジノワ cafe＆space」で、ここではメンバーが交代で店主を務めるコミュニティカフェが営まれています。

ヒジノワの成り立ちとメンバー構成

「土祭」は、地元の有志たちによって立ち上げられたアートイベントで、ヒジノワはその活動を通じて繋がった人たちのネットワークを生かすために設立されました。メンバーは、20代から60代と年齢層が幅広く、職業も陶芸家や工芸作家に加え、プランニングディレクター、建築家、農家、公務員、プログラマーなど多種多様です。

ヒジノワ cafe＆spaceの重要性

古民家をリノベーションして誕生した「ヒジノワ cafe＆space」は、単なるカフェではなく、地域のアートイベントや交流の拠点としての役割も担っています。この空間は、築100年の歴史を持つ建物を再活用し、「また空き家に戻すのはもったいない」という理念に基づいて保存されています。

カフェでは、地元産の有機野菜を販売し、マーケットやフリーマーケットを開催するほか、併設されるギャラリーでの展覧会や音楽ライブ、映画上映会など、多岐にわたるアートイベントが行われています。

地域振興と国際交流

2012年以降、ヒジノワは「土祭」の主要会場として利用され続け、地域振興の重要なハブとしての役割を果たしています。さらに、2018年にはリノベーションを行い、2階はシェアオフィス、1階はコワーキングスペースとして利用できるようにしました。この改修によって、益子町での地域創世活動が一層促進されることを目指しています。

2022年には、台湾北部の桃園市大渓区との間で姉妹都市協定を締結し、アートイベントを通じた国際交流の拡大にも取り組んでいます。

まとめ

ヒジノワは、地域の人々との連携を深め、益子町のアートシーンを豊かにするためのコミュニティグループです。この活動を通じて、地域の魅力を再発見し、観光客や地元住民の交流の場を提供することを目指しています。ヒジノワは、益子町の「益子らしいライフスタイル」を創出し、紹介するために、多彩なアートイベントを継続的に実施しています。

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