ヒノデワシ

ヒノデワシ株式会社：消しゴムと創造性を追求する老舗文具メーカー

ヒノデワシ株式会社（HINODEWASHI CO.,LTD.）は、1919年に創業した日本の文具メーカーです。主に消しゴムと修正テープの製造を専門としており、その長い歴史の中で数々の革新的な製品を生み出してきました。前身は白鬚護謨工業所という社名で、当初は各種ゴム製品の製造を行っていました。1973年に現在の社名に変更されました。社名の由来は、創業当時の「金鵄」のイメージを連想させ、より強く勇敢なイメージを持つ「ワシ」を採用したとされています。

企業概要

商号: ヒノデワシ株式会社
英文社名: HINODEWASHI CO.,LTD.
本社所在地: 〒131-0032 東京都墨田区東向島1-7-8
代表取締役社長: 菅谷満良

沿革

1919年: 白鬚護謨工業所を創業、各種ゴム製品の製造を開始。
昭和初期: 消しゴムの製造を開始。
1951年: ヒノデワシゴム工業株式会社を設立。消しゴムの日本工業規格表示許可工場（JIS工場）となる。
1952年: 鉛筆に付ける消しゴムの日本工業規格表示許可工場（JIS工場）となる。
1953年: 東京都通産局より品質管理実施優良工場の表彰を受ける。
1958年: 印材用ゴムの日本工業規格表示許可工場（JIS工場）となる。
1967年: プラスチック字消しの製造を開始。
1968年: ユーザーが手作りできる「インスタントねんど消しゴム」を発売、消しゴムのホビー商品化の先駆けとなる。
1973年: ヒノデワシ株式会社に商号変更。
1979年: 香料を入れたプラスチック字消しを発売、香りつき文具製品の流行の先駆けとなる。
1984年: プラスチック字消しの日本工業規格表示許可工場（JIS工場）となる。
1985年: 社長の菅谷満良が日本字消し工業会会長に就任（～1999年）。
1986年: 消しくずが散らない消しゴム「まとまるくん」を発売。
1987年: モーターで消しゴムを作動させる「電動消しゴム（デンケシ）」を発売。
1988年: お湯で好きな形やスーパーボールも作れる「おゆまる」を発売。
1995年: 「はんけしくん」発売。ナンシー関がサイズ・品を監修。
2001年: 国際規格「ISO9001」を認証・取得。
2004年: 好きな形の消しゴムが作れる「へんしん消ゴム」発売。
2009年: はんけしくん通信講座　基礎講座開講。
2016年: 「まとまるくん」が生誕30周年を迎える。
2019年: ヒノデワシ株式会社が創業100周年を迎える。

主な商品

ヒノデワシは、消しゴム、ホビー製品、修正テープなど、幅広い文具製品を手がけています。

消しゴム: 「まとまるくん」、「ぱっちりくん」、「かおりちゃん」など、様々な特徴を持つ消しゴムを製造。
ホビー: 「はんけしくん」、「おゆまる」、「ねんど消しゴム」など、創造性を刺激するホビー製品。
練り消しゴム: 「ねりけしくん」など、ユニークな練り消しゴム。
修正テープ: ボトルタイプ、チューブタイプなど、多様な修正テープ。
電動消しゴム: 「デンケシ」など、効率的な消字作業をサポートする製品。
はんこ用消しゴム: 「はんけしくん」など、オリジナルのハンコ作りを楽しめる製品。

まとまるくん

1986年に発売された「まとまるくん」は、消しくずがまとまるという画期的な機能で、多くのユーザーに支持されています。その人気は非常に高く、シリーズ化もされています。

SA-T

「SA-T」は、2004年に発売された高品質事務用消しゴムです。特殊セラミックスファイバー（SA-T構造）が、紙の繊維に入り込んだ黒鉛の粒子をかき出し、綺麗に消すことを可能にしています。

2004年: 「SA-T」発売
2006年: 「きらきらSA-T」、「3D SA-T」発売

関連商品

まとまるくん（シリーズ多数）
おゆまる
ぱっちりくん
かおりちゃん
事務用消しゴム
デンケシ
ノックちゃん
はんけしくんシリーズ

関連会社

株式会社イワコー
東急ハンズ（消しゴム作りに協力）

脚注

ヒノデワシは、文具メーカーとしての長い歴史と革新的な製品開発で、日本の文具業界を牽引してきました。これからも、ユーザーのニーズに応える製品を提供し続けるでしょう。

関連項目

文房具
消しゴム
修正テープ

外部リンク

ヒノデワシ HP
ヒノデワシ official (@Hinodewashi) - X（旧Twitter）
hinodewashi1_official - Instagram
ヒノデワシ - Facebook

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