ヒルクライムとは？意味をやさしく解説

ヒルクライムとは

ヒルクライム（hill climb）は、主に[山]]や丘陵の上り坂を舞台にした競技で、選手がタイムを競う登坂レースのことを指します。この競技は単に「ヒル」と名付けられていますが、山]も含まれるため、実際にはさまざまな上り[[坂がコースとして設定されます。さらに「クライム」の名があるように、多くのレースでは下り坂が含まれることもあります。

自転車競技におけるヒルクライム

特に自転車ロードレースでは、全てのコースが山岳ステージに設定されたワンデイレースが数多く存在します。また、グランツールと呼ばれるロードレースのステージレースでも、山岳ステージが設けられています。有名なレースの一つに「ジロ・ディ・ロンバルディア」があり、長距離の上りが続く特徴があります。自転車でのヒルクライムは、重力に逆らっての競技ですので、選手に求められるのは筋力だけではなく、軽量な体重や自転車の性能も重要です。特に、「クライマー」と呼ばれる小柄な選手が多いのもこの競技の特徴といえるでしょう。

上り坂では選手同士の距離が広がりやすく、平地のレースのように集団走行になることが少ないため、接触や落車のリスクも少なく安全性が高いとされています。このことから、アマチュア選手も自分のペースで挑戦しやすい競技として人気があります。

主なヒルクライムレース

日本では、多くのヒルクライムレースが実施されています。代表的なものとしては、以下のレースが挙げられます：

- Mt.富士ヒルクライム（富士山）
- ツール・ド・美ヶ原（美ヶ原）
- 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍（乗鞍岳・長野県）
- 乗鞍スカイライン・サイクルヒルクライム（乗鞍岳・岐阜県）
- 伊吹山ヒルクライム（伊吹山）
- Mt.鳥海バイシクルクラシック（鳥海山）
- 佐渡ヒルクライム（金北山）
- まえばし赤城山ヒルクライム大会（赤城山）
- ヒルクライムチャレンジシリーズ高梁吹屋ふるさと村大会（吹屋・岡山県）
- 立山アルペンヒルクライム（立山）
- 比叡山ヒルクライム大会（比叡山）
- 石鎚山ヒルクライム（石鎚山）
- ヒルクライムin大山（大山）
- 菰野ヒルクライムチャレンジ（菰野町・三重県）
- ヒルクライム大台ヶ原since2001（上北山村・奈良県）
- 高取城・戦国ヒルクライム（奈良県高取町）
- 箱根ヒルクライム（箱根ターンパイク・神奈川県）
- 車坂峠ヒルクライム（長野県小諸市）
- 台湾KOMチャレンジ（台湾合歓山）
- 屋久島ヒルクライム（屋久島）

また、関東地方では「甲武トンネル（標高 593.0m）～鶴峠（標高870 m）～風張峠（標高1147m）」という周回コースが練習に利用されています。これらのコースでは、上り坂の特徴を活かし、参加者それぞれの力量を試す良い機会となっています。

モータースポーツにおけるヒルクライム

自動車競技にもヒルクライム（自動車）が存在し、異なるエンターテインメントとして人気があります。このように、ヒルクライムは自転車だけでなく、さまざまなスポーツ形式で楽しむことができる競技です。さらに、マラソンや駅伝などにもヒルクライムと同様の要素が見られます。

ヒルクライム