全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

概要

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、長野県乗鞍高原で毎年8月最終日曜日に開催される自転車ロードレースです。1986年に始まり、日本で最も歴史のある自転車ヒルクライムレースの一つとして知られています。ゴール地点の標高2,716メートルは、日本の自転車レースにおいて最高地点であり、その過酷なコース設定が特徴です。近年では、3,000人を超える参加者を集める、国内有数の大規模な大会へと発展しています。

レースはロードレーサー部門とマウンテンバイク部門に大きく分かれ、さらに男女別、年齢別など詳細なクラス分けがされています。中でも注目されるのは「チャンピオンクラス」です。このクラスは、前回の大会で1時間20分以内の記録を出した選手のみがエントリー可能で、年齢や性別を問わず、全国から集まったトップレベルの「ノリクライマー」達による真剣勝負が繰り広げられます。チャンピオンクラスのコースレコードは55分30秒という驚異的な記録です。

競技性の高さだけでなく、この大会のもう一つの特徴は、参加者によるユニークなコスチュームです。観客を楽しませることを目的としたコスプレライダーが多く見られ、レースを盛り上げる要素の一つとなっています。

主催

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍実行委員会によって運営されています。実行委員会は、松本市、（財）日本サイクリング協会、のりくら観光協会、（株）長野放送によって構成されています。

コース

レースの舞台となるのは、乗鞍高原観光センターから乗鞍高原鶴ケ池までの区間です。長野県道84号乗鞍岳線（乗鞍エコーライン）を走行します。

全長：20.5km
標高差：1,260m（スタート地点1,458m、ゴール地点2,716m）

このコースは、スタートからゴールまで標高差1,260mを一気に駆け上がる、非常に過酷なヒルクライムコースとして知られています。そのため、参加者には十分な体力とトレーニングが求められます。

関連情報

乗鞍スカイライン・サイクルヒルクライム：岐阜県高山市で開催される自転車ロードレース。

外部リンク

マウンテンサイクリングin乗鞍 公式サイト

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、その歴史と規模、そしてコースの過酷さから、日本を代表するヒルクライムレースとして、多くの自転車愛好家にとって憧れの舞台となっています。

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