ビクター・カラティーニ

ビクター・カラティーニ：プエルトリコ出身のMLB捕手

ビクター・マニュエル・カラティーニ（Víctor Manuel Caratini、1993年8月17日 - ）は、プエルトリコ・コアモ出身のプロ野球選手。現在はMLBのヒューストン・アストロズに所属しており、捕手として活躍しています。右投両打であることも彼の特徴の一つです。

経歴

プロ入りとブレーブス傘下時代

2013年のMLBドラフトで、アトランタ・ブレーブスから2巡目（全体65位）で指名されプロ入り。ルーキー級ダンビル・ブレーブスでプロとしてのキャリアをスタートさせました。ここでは主に三塁手として起用され、58試合に出場し打率.290の成績を残しました。

2014年にはA級ローム・ブレーブスでプレーし、84試合に出場。打率.279、5本塁打、42打点という成績を記録しました。

カブス時代

2014年7月、ジェームズ・ラッセル、エミリオ・ボニファシオとのトレードでシカゴ・カブスへ移籍。移籍後はA級ケーンカウンティ・クーガーズでプレーし、14試合に出場しました。2球団合計では101試合に出場し、打率.277、5本塁打、55打点を記録しました。

2015年はA+級マートルビーチ・ペリカンズで112試合に出場し、打率.257、4本塁打、53打点の成績を残しました。

2016年はAA級テネシー・スモーキーズでプレーし、115試合に出場。打率.291、6本塁打、47打点と好成績を収め、40人枠入りを果たしました。

2017年にメジャー初昇格。同年7月30日にはMLB初本塁打を放ちました。

2018年は76試合に出場し、打率.232、2本塁打、21打点を記録。また、2試合に投手として登板する場面もありました。

2019年はウィルソン・コントレラスと併用され、95試合に出場。打率.266、11本塁打、34打点、OPS.794を記録しました。

2020年は指名打者制の導入により、自身初の指名打者として出場しました。

パドレス時代

2020年12月、ザック・デイビーズらとのトレードでダルビッシュ有と共にサンディエゴ・パドレスへ移籍。

2021年には自己最多となる116試合に出場しました。

ブルワーズ時代

2022年4月、コリー・ハウエルらとのトレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。

2023年オフにFAとなりました。

アストロズ時代

2023年12月、ヒューストン・アストロズと2年1200万ドルで契約を結びました。

人物

カラティーニは、カブス時代の2020年とパドレス時代の2021年に、異なる投手とのバッテリーで2年連続ノーヒットノーランを達成。これはMLB史上初の快挙であり、プエルトリコ出身の捕手としてはイバン・ロドリゲス以来2人目の複数回ノーヒットノーラン達成となりました。

プレースタイル

右投両打の捕手として、打撃と守備の両面でチームに貢献します。特に、異なるチームで2年連続ノーヒットノーランを達成したことは、彼のキャッチング技術と投手との連携能力の高さを物語っています。

詳細情報

(年度別打撃成績、年度別投手成績、年度別守備成績は省略)

背番号

20（2017年）
7（2018年 - 2020年、2022年 - 2023年）
* 17（2021年、2024年 - ）

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