ビッグ・エー

株式会社ビッグ・エー

株式会社ビッグ・エーは、東京都板橋区を本社とし、食料品や日用品を販売する小型のハードディスカウントストアを運営しています。店舗名は「ビッグ・エー」と表記され、幅広い商品を手頃な価格で提供しています。設立当初は株式会社ダイエーの子会社でしたが、2019年からイオン株式会社の子会社となり、イオングループの一員として活動しています。2021年にはアコレ株式会社から店舗事業を承継し、アコレブランドの店舗運営も引き継ぎました。

沿革

ビッグ・エーは1979年に設立され、同年11月には埼玉県大宮市に1号店をオープンしました。1995年にはフランチャイズ業務を開始し、1998年には生鮮物流センターが完成しました。2002年には千葉県で24時間営業の店舗を開店し、その後も多くの店舗で24時間営業を展開しました。2011年には西日本に初進出し、大阪に店舗を開設しましたが、2017年には撤退しています。

2019年には親会社がダイエーからイオンに変更され、全店舗でキャッシュレス決済が開始されました。2021年にはアコレの運営を引き継ぎ、ビッグ・エーとしてのさらなる成長を目指しています。

特徴

ビッグ・エーの店舗は233店あり、大部分が朝から深夜まで営業しています。店舗面積は一般的なスーパーマーケットよりも小さく、コンビニエンスストアよりも広いという中間的なサイズです。ほとんどの店舗で酒類を取り扱い、商品陳列はシンプルで、経費削減のために商品は梱包箱の一部を切り開いて棚に並べられています。これに加え、レジの効率化を図るため「カートtoカート」システムを導入し、客は購入商品を直接カートに入れ、精算時に空のカートへ移し替える形をとっています。

また、ビッグ・エーでは袋の有料化が進められており、サスティナバッグというエコバッグも販売されています。全店で100%国産の食材を目指し、野菜売場には国産品のみを取り扱っています。近年では独自のプライベートブランド「Big-A」を展開し、これらの商品が消費者に人気を博しています。

決済方法

支払いには現金、PayPay、au PAYが利用でき、クレジットカードの利用は一部店舗に限られています。イオングループの電子マネーであるWAONや他の電子マネーは導入されていません。かつてのダイエー商品券やイオン商品券も使用できないため、消費者にとっては利用できる決済手段に制約があります。

展開地域

2021年の時点では、ビッグ・エーは茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県で店舗を展開しています。首都圏を中心に運営されていることが特徴です。過去に近畿地方へ進出した履歴もありますが、他社との競争の激化に伴い撤退しています。

ビッグ・エーは特売情報をテレビやラジオを通じて発信し、地域に密着した店舗運営を行っています。今後も日用品や食料品を安く提供し続け、消費者のニーズに応える姿勢を貫いていくことでしょう。

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