ビニー・ペスタノ

ビンセント・ウィリアム・ペスタノ（Vincent William Pestano、1985年2月20日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡ハンティントンビーチ出身の元プロ野球選手。投手として活躍し、右投右打であった。

経歴

ペスタノは、カリフォルニア州立大学フラトン校を経て、2006年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから20巡目（全体611位）で指名され、プロの道へ進んだ。

2010年9月23日、カンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビューを果たした。翌2011年には、シーズン途中からセットアッパーとして起用され、67試合に登板。特筆すべきはその奪三振能力で、ア・リーグの救援投手の中で5番目に多い84個の三振を奪った。

2012年も前年に引き続き好成績を収め、ジョエル・ペラルタに次ぐリーグ2位の36ホールドを記録した。

2013年には、第3回WBCのアメリカ合衆国代表に選出され、国際舞台も経験している。

2014年8月7日、マイク・クレビンジャーとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへ移籍。しかし、エンゼルスでは出場機会に恵まれず、AAA級ソルトレイク・ビーズへの降格も経験。9月にはセプテンバー・コールアップで再昇格を果たした。エンゼルス移籍後は12試合に登板し、防御率0.93、9.2イニングで13奪三振と好投を見せた。シーズン通算では25試合に登板、防御率2.89という成績を残した。

2015年7月28日にDFAとなると、8月3日には40人枠を外れAAA級ソルトレイクへ配属。オフの10月5日にFAとなった。

エンゼルス退団後の2015年12月19日、ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。2016年は傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーしたが、7月5日に自由契約となった。

2017年4月4日には独立リーグであるアトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュと契約。さらに、2018年3月29日には同じくアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約したが、同年6月13日に現役引退を表明した。

詳細情報
背番号：52 (2010年 - 2014年途中)、63 (2014年途中 - 2015年)
代表歴：2013 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表

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