ビブリオ

「ビブリオ」という言葉は、その起源を古代ギリシア語のβίβλος（ビブロス）に遡ります。この言葉は、ラテン語のbiblion（ビブリオン）へと変化し、英語圏では「本」を意味する接頭辞として用いられるようになりました。興味深いことに、聖書を意味する「bible」もこの言葉と同語源です。

「ビブリオ」は、単に「本」を意味する言葉としてだけでなく、様々な分野で固有の名称として用いられています。

製品名としての「ビブリオ」

biblio - 東芝が開発したau携帯電話端末
かつて東芝が開発し、auブランドで販売していた携帯電話端末に「biblio」という名称が使われていました。この端末は、当時の携帯電話市場において、一定の注目を集めた存在です。
biblio leaf SP02 - 台湾FOXCONNが開発したau電子ブックリーダー
台湾の電子機器メーカーであるFOXCONNが開発し、auブランドで販売していた電子ブックリーダーにも「biblio leaf SP02」という名称が使われていました。電子書籍の普及を背景に登場したこの端末は、読書体験をデジタル化する上で重要な役割を担いました。

出版関連の「ビブリオ」

中公文庫BIBLIO - 中公文庫の文庫レーベルの一つ
中央公論新社が発行する文庫レーベルである中公文庫には、「BIBLIO」という名称のレーベルが存在します。このレーベルは、特定のテーマやジャンルの書籍をまとめることで、読者にとって書籍選びを容易にすることに貢献しています。

細菌学における「ビブリオ」

ビブリオ属 - グラム陰性桿菌に分類される通性嫌気性菌の一属
細菌学の分野においては、「ビブリオ属」という名称で知られる細菌の一群が存在します。この属に分類される細菌は、グラム陰性桿菌であり、通性嫌気性菌という特徴を持ちます。代表的なものとしては、食中毒の原因となる腸炎ビブリオなどが挙げられます。ビブリオ属の細菌は、自然界に広く分布しており、海洋環境に生息するものが多く、その多様な生態が研究されています。

このように、「ビブリオ」という言葉は、その語源である「本」の意味合いから派生し、多様な分野で様々な形で使用されています。これらの事例は、言葉が持つ多義性と、その発展の興味深い一面を示しています。

関連項目

「ビブリオ」で始まるページの一覧
タイトルに「ビブリオ」を含むページの一覧

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