ビーコンプラザ

B-Con Plaza（ビーコンプラザ）

B-Con Plazaは、大分県別府市山の手町に位置する複合施設で、市民ホールやコンベンションセンターなど、多様な機能を持つ施設群から成り立っています。1995年に竣工されたこの施設の設計は、著名な建築家・磯崎新によるもので、BCS賞を受賞しています。施設名の「B-Con」は、Beppu Conventionの略であり、同音の英語「beacon」も意識されています。このため、目印となる存在を意味することに由来していると言われています。

施設の概要

B-Con Plazaは、別府市市民ホールと大分県立別府コンベンションセンターという二つの主要なスペースから構成されています。市民ホールは、最大1,190席を有するオペラハウス形式の音楽専用ホールで、周囲を馬蹄形のバルコニー席が囲っています。一方、コンベンションセンターには、固定のスタンド1,910席を備えた長方形のアリーナがあり、多目的に利用される会場です。この施設では、最大8,000人を収容でき、展示会やスポーツイベントなど、さまざまな用途に応じたスペースが整っています。

施設内には直方体の建物以外にも、円筒形の国際会議場や会議室、楕円形のレセプションホール棟が隣接しています。また、大規模な駐車場や運動公園も整備されており、敷地全体が近隣の別府市役所や別府公園、野口原総合運動場などと繋がる集客施設としての役割も果たしています。

観光施設としての魅力

特に目立つのが、「グローバルタワー」という高さ125メートルの展望塔で、日本で3番目に建設された高層タワーです。ユニークなデザインは、地元の建築家・磯崎新が手がけており、大きな球の一部としての形状になっています。地上100メートルに位置する展望デッキは、全ての側面がガラス張りであるため、訪れる人々に360度のパノラマビューを提供しており、天気の良い日には別府湾越しに四国の景色まで望むことができるでしょう。タワーの営業時間は通常9時から21時までですが、冬季は短縮されて17時までとなります。このタワーは、日本夜景遺産にも登録されており、多くの観光客を引き寄せています。

イベントと利用状況

ビーコンプラザは、地域スポーツチームやイベントにも良く利用されています。かつて、bjリーグの大分ヒートデビルズ（現愛媛オレンジバイキングス）がこの施設をメイン会場として使っており、特にコンベンションホールが試合の舞台として頻繁に利用されました。また、国内外の大規模な会議やサミット、コンサートも数多く開催され、浜田省吾やゆずといった著名アーティストのパフォーマンスが行われました。

_Multiple events and various activities have solidified B-Con Plaza's status as a vibrant venue for cultural and social engagement. The fusion of modern architecture, community engagement, and natural beauty makes it a landmark in Beppu._

交通アクセス

施設へのアクセスは、JR九州日豊本線の別府駅から徒歩おおよそ15分で、別府駅西口からは亀の井バスを利用することで約5分で到着します。日中は頻繁にバスが運行しており、利便性も高いです。

このように、B-Con Plazaはただのイベント会場を超え、地域の文化やビジネスの中心ともなっているのです。

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