ピアドゥ

ピアドゥ（PiaDo）

青森県八戸市沼館に位置するピアドゥは、地域に根ざした郊外型ショッピングセンターです。長年にわたり、イトーヨーカドー八戸沼館店が核店舗として親しまれてきましたが、2024年8月31日に閉店。現在は、イオングループ（イオン東北）による「イオンスタイル八戸沼館」が2025年4月25日の開業に向けて準備が進められています。

概要

ピアドゥが位置する沼館地区は、元々工業専用地域であり、長らく遊休地となっていました。しかし、1994年に八戸都市計画地区計画 沼館地区計画（再開発等促進区）が策定され、神戸製鋼所所有の工場用地に商業施設として開発されました。施設の運営・管理は、TC神鋼不動産の子会社である八戸臨海開発が行っています。

ピアドゥの開店後、周辺には「アクロスプラザ八戸沼館」や「シンフォニープラザ沼館」などの商業施設が進出し、量販店や飲食店なども集積。地域全体の商業的な発展に貢献しています。

イトーヨーカドー八戸沼館店

かつて八戸市内には、1980年4月に県内初の再開発ビルとして建設された八戸スカイビルに、イトーヨーカドー八戸店が出店していました。ピアドゥ八戸沼館店の開業により、八戸店の存続が危ぶまれましたが、当時は2店舗の共存が可能とされていました。しかし、競争激化や建物の老朽化により、2003年2月23日に八戸店は閉店。以降、イトーヨーカドーは八戸沼館店のみとなりました。

2023年3月、イトーヨーカ堂は経営合理化のため、国内店舗の2割超を削減し、首都圏への集約を図る方針を発表。その一環として、2024年夏までに八戸沼館店を閉店する方針が決定しました。後継テナントは未定でしたが、2024年4月末に八戸臨海開発とイオン東北が予約契約を締結し、イオングループの店舗が出店することになりました。

予定通り、2024年8月31日をもってイトーヨーカドー八戸沼館店は閉店しました。

沿革

1996年（平成8年） - 着工
1998年（平成10年）3月12日 - 開業
2023年（令和5年）12月14日 - イトーヨーカドーが来夏撤退することが報道
2024年（令和6年）8月31日 - イトーヨーカドーが閉店
2025年（令和7年）4月25日 - イオンスタイル八戸沼館が開業予定

テナント

ピアドゥには、多様なテナントが出店しており、地域住民の生活を支えています。

スーパースポーツゼビオ ピアドゥ八戸店
ドットエスティストア 八戸ピアドゥ店
ソユーゲームフィールド
サーティワンアイスクリーム
フードコート『グルメナハーレ』
しょうらく（ラーメン）
森ごち
ドトールコーヒー
マクドナルド
ミスタードーナツ
豊作祭（お好み焼き・たこ焼き）
かつてん八戸ピアドゥ店
ホームセンター サンデー 八戸沼館店
ヤマダ電機 テックランド八戸店
トイザらス・ベビーザらス 八戸店
こども写真城 スタジオアリス 八戸店
極楽湯 八戸店
美容室 フィーナ
ガラス工房 スターブリッジ

アクセス

ピアドゥへのアクセスは、バスが便利です。敷地内には複数のバス停が設けられています。

ピアドゥ前
ピアドゥ東側広場前
* ピアドゥ ベイパーク前

八戸市営バスと南部バスが複数の路線を運行しており、中心街ターミナルや本八戸駅方面、市内郊外方面へのアクセスが可能です。

ピアドゥは、長年にわたり地域の皆様に愛されてきたショッピングセンターです。イトーヨーカドーの閉店は惜しまれますが、イオンスタイル八戸沼館の開業により、新たな魅力が加わることでしょう。今後の発展が期待されます。

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