ピーターパン・シンドローム (Sound Scheduleの曲)

ピーターパン・シンドローム（Sound Scheduleのシングル）

『ピーターパン・シンドローム』は、日本のスリーピースバンド、Sound Scheduleが発表した通算4枚目のシングル作品です。2002年12月11日にDANGUY RECORDSより、マキシシングル形式でリリースされました。これは、前作にあたるシングル『幼なじみ』から約8ヶ月ぶりとなる新作発表でした。

概要

本シングルは、Sound Scheduleのキャリアにおいて注目すべきリリースです。特に初回限定盤はCD EXTRA仕様となっており、表題曲「ピーターパン・シンドローム」のミュージックビデオが収録されています。このビデオは学校のグラウンドを舞台に撮影された映像で構成されています。

本作リリース後の2003年1月24日、Sound Scheduleはテレビ朝日系の人気音楽番組『ミュージックステーション』に出演を果たしました。当時、まだ新人バンドであった彼らにとって、この全国ネットの番組への出演は大きな注目を集める出来事であり、生放送の舞台で表題曲「ピーターパン・シンドローム」を披露しました。この出演は、バンドの知名度を飛躍的に向上させる契機となりました。

表題曲「ピーターパン・シンドローム」は、ボーカル・ギターの大石昌良が作詞・作曲を担当した楽曲です。この曲は、「つまらない大人にはなりたくない」という青春期特有の普遍的なテーマを掘り下げつつ、Sound Scheduleらしい音楽性をもって「今」を鮮やかに表現した、メッセージ性の強い作品として位置づけられています。バンドメンバーによる丁寧な編曲が、楽曲の世界観を際立たせています。

この表題曲は、日本テレビ系の音楽番組『AX MUSIC-TV』にて「AX POWER PLAY ＃020」としてオンエアされたほか、冬季レジャー施設であるスキージャム勝山のCMソングにも起用されました。これらのタイアップにより、楽曲は多くの人々に届けられました。

収録曲

本シングルには、以下の2曲が収録されています。

1. ピーターパン・シンドローム [4:35]
作詞・作曲：大石昌良
編曲：Sound Schedule
日本テレビ系『AX MUSIC-TV』AX POWER PLAY ＃020
スキージャム勝山CMソング
2. 人の子ふたり [4:57]
作詞・作曲：大石昌良
編曲：Sound Schedule

また、初回限定盤のCD EXTRA領域には、「ピーターパン・シンドローム」のミュージックビデオ（約5分44秒）が映像特典として収録されています。

参加ミュージシャン

このシングルの制作に参加したSound Scheduleのメンバーは以下の通りです。

大石昌良 - ボーカル、ギター
沖裕志 - ベース
川原洋二 - ドラム、キーボード

関連作品への収録・映像化

本シングルに収録された楽曲は、その後のSound Scheduleのアルバムや映像作品に多数収録されています。

ピーターパン・シンドローム:

オリジナルアルバム『456』
ライブアルバム『甘い夜』
ベストアルバム『THE COMPLETE SS』
5thアルバム『Place』 (リミックスバージョン)
2ndベストアルバム『Sound Schedule ALL TIME BEST』 (リミックスバージョン)
シングル『スペシャルナンバー』初回盤付属DVD (ライブ映像)
ライブDVD『SS LIVES』 (ライブ映像)
ミュージックビデオ集DVD『SS FILMS』 (ミュージックビデオ)

人の子ふたり:

ベストアルバム『THE COMPLETE SS』
* 2ndベストアルバム『Sound Schedule ALL TIME BEST』

これらの収録状況から見ても、「ピーターパン・シンドローム」がSound Scheduleの代表曲の一つであり、多岐にわたる形でファンに届けられてきたことがわかります。

『ピーターパン・シンドローム』シングルは、Sound Scheduleがより広いリスナーに認知され、その後の活動の礎を築く上で、非常に大きな役割を果たした作品と言えるでしょう。

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