ピート・ウォーカー (野球)

ピーター・ブライアン・ウォーカー（Peter Brian Walker）は、1969年4月8日生まれ、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ビバリー出身の元プロ野球選手（投手）であり、現在は野球指導者として活躍しています。右投右打。

経歴

1990年のMLBドラフト7巡目（全体194位）でニューヨーク・メッツから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1995年6月7日にメジャーデビューを果たし、同年は中継ぎとして13試合に登板。

その後、いくつかの球団を渡り歩き、2002年のシーズン途中にトロント・ブルージェイズへ移籍。ここでは先発・中継ぎとして37試合に登板し、10勝5敗という好成績を記録しました。この実績が評価され、2004年には先発投手不足に悩む横浜ベイスターズに入団。

横浜ベイスターズでは、開幕当初から先発ローテーションの一角として期待されましたが、被安打や被本塁打が多く、安定した投球を見せることができませんでした。シーズン半ばには頸椎を痛めて登録抹消。期待に応えられぬまま、シーズンオフに戦力外通告を受けました。

2005年からはブルージェイズへ復帰し、2006年まで在籍。2011年オフにはブルージェイズのブルペンコーチに就任し、指導者としての道を歩み始めました。2013年からは投手コーチとして、チームの投手陣を指導しています。

投球スタイル

球速は140km/h前後ながら、ツーシーム、スライダー、カッターといった多彩な球種を駆使し、打たせて取る投球が持ち味でした。ボールのコントロールと緩急、そして的確なコースをつくクレバーな投球で、打者を打ち取っていました。

NPBでの記録
初登板・初先発：2004年4月3日、対ヤクルトスワローズ2回戦（明治神宮野球場）、6回1失点
初奪三振：同上、1回裏に岩村明憲から
初勝利・初先発勝利：2004年4月28日、対阪神タイガース4回戦（阪神甲子園球場）、6回1/3を1失点

背番号
49（1995年）
39（1996年）
54（2000年）
43（2001年 - 2002年、2004年）
41（2003年、2005年 - 2006年）
* 40（2012年 - ）

現役時代に培った経験と知識を活かし、ブルージェイズの投手コーチとして、チームの勝利に貢献することが期待されています。

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