ファニー・レディ

『ファニー・レディ』（Funny Lady）は、1975年に公開されたアメリカの伝記ミュージカル・コメディドラマ映画です。ハーバート・ロスが監督を務め、バーブラ・ストライサンド、ジェームズ・カーン、オマル・シャリーフといった豪華キャストが出演しています。

この映画は、1968年の映画『ファニー・ガール』の続編として制作され、ファニー・ブライスとビリー・ローズの結婚生活を中心に描かれています。脚本は、アーノルド・シュルマンの原案を基に、ジェイ・プレッソン・アレンとシュルマン自身が執筆しました。

プロット

映画は、ファニー・ブライスが新たな愛とキャリアを築いていく過程を描いています。前作『ファニー・ガール』で描かれたニッキー・アーンスタインとの別れを経て、彼女はショービジネス界での成功を収めます。そんな中、彼女はショーマンのビリー・ローズと出会い、恋に落ち、結婚します。しかし、ローズは野心家で、二人の関係は次第にすれ違っていきます。映画は、ファニーが愛とキャリアの間で葛藤しながらも、自分の道を切り開いていく姿を描き出します。

キャスト

ファニー・ブライス：バーブラ・ストライサンド（松金よね子）
ビリー・ローズ：ジェームズ・カーン（羽佐間道夫）
ニッキー・アーンスタイン：オマル・シャリーフ（小林勝彦）
ボビー・ムーア：ロディ・マクドウォール（安原義人）
バート・ロビンス：ベン・ヴェリーン
ノーマ・バトラー：キャロル・ウェルズ
バーナード・バルーク：ラリー・ゲイツ
ラジオアナウンサーの声：ジャック・エンジェル (クレジット無し)

※日本語吹替：テレビ版・放送日1982年8月21日『ウィークエンドシアター』

受賞とノミネート

この映画は、アカデミー賞で5部門にノミネートされました。バーブラ・ストライサンドは主演女優賞にノミネートされ、撮影賞、衣装デザイン賞、歌曲賞、編曲賞にもノミネートされました。しかし、受賞には至りませんでした。

サウンドトラック

映画のサウンドトラックは、『Billboard』アルバム・チャートで最高6位を記録し、ゴールドディスクにも認定されました。フレッド・エッブとジョン・カンダーが手がけた楽曲が多く含まれており、「How Lucky Can You Get」や「Isn't This Better」などの曲が人気を集めました。バーブラ・ストライサンドの歌唱力も高く評価され、映画音楽史に残る名盤として知られています。

外部リンク

ファニー・レディ - allcinema
Funny Lady - IMDb（英語）
Funny Lady - オールムービー（英語）
Funny Lady - Rotten Tomatoes（英語）

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