ファンフィールド

株式会社ファンフィールドについて

株式会社ファンフィールド（Fun Field Co., Ltd）は、かつてダイエーグループの中でアミューズメント施設の運営を行っていた企業です。オペレーターとしての地位は、2011年度において業界の中では第7位を記録し、セガエンタテインメントやナムコなどの大手企業に次ぐ実績を残しました。

主な業態

ファンフィールドが運営していた代表的な施設として、ショッピングセンター内に設置された子供向け遊戯施設「らんらんらんど」があります。さらに、ヤングアダルト層をターゲットにした遊戯施設「パロ」も展開しており、多様な年代のお客様に楽しんでもらう場を提供していました。

会社の沿革

ファンフィールドの歴史は1971年1月26日に始まります。当初は「株式会社ダイエーレジャーランド」という名称で設立され、大阪府堺市に第1号店をオープンしました。その後、1980年代には書籍やレコードの販売部門を譲渡し、アミューズメント施設とスポーツクラブに特化した事業展開を行っています。1990年には株式会社神戸ツエンティワン・シーからスポーツクラブ部門を譲受し、業態をさらに強化しました。

1994年には、株式会社レガシーや株式会社ドリームスポーツと合併し、業務を拡大。1996年には本社を大阪から東京に移転し、以降も順調に成長を続けました。1998年には、スポーツクラブの運営をコナミスポーツクラブに譲渡する決定を下しましたが、2001年には株式会社ヴィクトリアステーションと合併し、株式会社ファンフィールドへと社名を変更しました。

2003年に本社を千代田区へ移転し、さらに2009年には日本橋に移りました。ついに2015年には、イオングループの株式会社イオンファンタジーと合併し解散することとなり、運営していた「らんらんらんど」と「パロ」はイオンファンタジーブランド内で存続しています。

業界での位置づけ

ファンフィールドは、業界の中では中堅の位置にあり、継続的な成長を遂げていました。施設は、子供たちや若年層に向けた多彩な遊び場を提供するだけでなく、地域のコミュニティに密着したサービスを展開していました。アミューズメントプラットフォームとしては、家庭用ゲームや近年のデジタルエンターテイメントの流行に対抗しながらも、リアルな遊びの場を残し続けたことが功を奏したとも考えられています。

結論

ファンフィールドは、ダイエーグループの一員として様々な遊び場を展開し、子供から大人まで多くの人々に楽しさを提供してきました。企業としての歴史は長く、業界の変化にも柔軟に対応していた点が評価されています。合併によりその姿は消えましたが、運営していた施設は今もなお多くの人々に愛されています。

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