ファンワークス

株式会社ファンワークス

株式会社ファンワークス（英: Fanworks Inc.）は、映像制作やコンテンツプロデュースを専門とした日本のクリエイティブエージェンシーです。2005年に設立され、以来、インディーズアニメやさまざまなメディアへの展開を通じて、日本のコンテンツ業界に新たな風を吹き込んでいます。

概要・沿革

ファンワークスは高山晃氏によって設立されました。彼は、I&S BBDO、オフィスクレッシェンド、日本アニメーションなど、数々の企業で経験を積んだ後、ジェイ・アニメ・ドットコムの創業にも関わりました。設立の目的は、インディーズアニメのビジネスを支援することでした。社名の由来には、「FootworkでArtworkを集め、Networkで配信する」という理念が込められています。また、業界に新しい風を起こすという思いから「FAN（扇風機）」の意味も持ちます。

ファンワークスは、アニメ、映像、キャラクターのプロデュースやクリエイターのマネジメント、ウェブコミュニケーションの提案など、コンテンツビジネスにおける総合的なサービスを提供しています。近年では、テレビ番組のオープニング制作やCM制作といったテレビ関係のプロジェクトも手がけるようになりました。

初めてのプロデュース作品である「やわらか戦車」は、各種ブログや口コミサイトで広まり、一日最大70万アクセスという驚異的なヒットを記録しました。この成功の後も、「東京オンリーピック」や「杉並区・なみすけ」、「モフ☆モフ」といった多くのプロジェクトのプロデュースを手がけています。

2008年5月からは、高山氏が東京大学大学院の情報学環で特任研究員として活動し、大学との産学連携を通じてキャラクタービジネスの研究プロジェクトに参加しました。さらに、2009年から2010年には大ヒット絵本「くまのがっこう」の映画制作や、観光をテーマにしたキャラクターとアニメのプロデュース、大手モバイル企業のTVCM制作など、さまざまなプロジェクトを進めました。

受賞歴

ファンワークスが制作した「やわらか戦車」は、文化庁メディア芸術100選のエンタテインメント部門で1位に輝き、2007年の総務省AMD AWARDでは最優秀ビジュアルデザイナー賞を受賞するなど、多くの賞を手にしています。また、「東京オンリーピック」は2008年に『第23回デジタルコンテンツグランプリ』の審査員特別賞を受賞し、地方発のプロジェクトである「富山観光アニメプロジェクト」は、2009年に『第24回デジタルコンテンツグランプリ』で錦賞を受賞しました。

主な作品

ファンワークスは、テレビシリーズ、劇場作品、Webアニメ、テレビCM、Webサイト、地域プロジェクトなど、さまざまなメディアでの作品制作に取り組んでいます。特にインディーズアニメでの成功を収めたことが、その後のさまざまなプロジェクトにも好影響を与えています。

出典および関連項目

ファンワークスはその業績により多くのメディアで取り上げられており、代表作には「やわらか戦車」、「東京オンリーピック」といった作品があります。公式サイトやSNSでも最新情報を発信しており、特にYouTubeチャンネルやニコニコチャンネルでは、ファンと直接繋がる場を提供しています。興味のある方はぜひ訪れてみてください。

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